清原果耶がヒロインを務める連続テレビ小説おかえりモネ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)に出演する浅野忠信がコメントを寄せた。同ドラマは、宮城・気仙沼に生まれ育ち、登米で青春を送るヒロインの永浦百音(ももね)が、“気象予報”という「天気」に向き合う仕事を通じて人々に幸せな「未来」を届けていく希望の物語。脚本は安達奈緒子が担当する。

【写真を見る】新次(浅野忠信)の苦悩を聞き、ある行動を起こす息子・亮(永瀬廉)

浅野は、百音の幼なじみである亮(永瀬廉)の父・新次を演じている。7月8日に放送された第8週39話では、行方不明になっていたが無事に見つかり、永浦家に連れられてきた新次が、百音の父・耕治(内野聖陽)や母・亜哉子(鈴木京香)らの前で、震災後長い間抱えてきたどうにもならない苦しさを吐露するシーンが描かれた。

浅野忠信コメント

――第8週の撮影を終えての思いを教えてください。

台本を読みながら涙が止まらなかったです、本当に。セリフの練習をしなくちゃいけないのに、一つのシーンを読むだけで涙が止まらなくて、練習にならないんですね。「俺は絶対に立ち直らねえ」という新次のセリフは、丸め込まれていなくて、僕自身にも強く刺さりました。僕を信頼してあのセリフを言わせてくれた安達さんやスタッフに感謝ですし、僕にとっても非常に大事なシーンです。

――息子役の永瀬さんとの共演シーンはいかがでしたか?

撮影では、廉くんと良いコミュニケーションが取れていると思います。この第8週のシーンを撮影した後、僕の楽屋に来て、二人でそのシーンがどうだったかっていう話もしたりしているので、とても良い親子関係を作れていると思います。

――耕治と新次の関係性をどう思われますか?

ずっと一緒に育ってきた幼なじみで、強い絆があるとは信じています。新次は、誰が悪いわけでなく、地震というものによって大切なものを失いました。親友である耕治との関係も、仲がよかったからこそ、お互い複雑な気持ちを持っていると思います。そういう意味では耕治に甘えている部分があって、強く当たってしまうんだと思います。

「おかえりモネ」に出演する浅野忠信がコメントを寄せた/(C)NHK