教師による不祥事は日本でも度々起きているが、海外では男性トイレで子どもらが用を足す様子を撮影した教師の男がいる。

 イギリス・ウェスト・ヨークシャーで、56歳の教師の男が男性トイレで男性や子どもらが用を足す様子を撮影し逮捕された事件で、男に生涯、教育に携わることを禁止される罰が下されたと海外ニュースサイト『Hull Daily Mai』と『The Daily Star』、『YorkshireLive』などが6月22日までに報じた。

 報道によると、男は2018年9月、高速道路サービスエリアに設置された男性トイレで、小便器で用を足す男性や子どもらの姿を撮影したという。男はトイレの個室に入り、鍵穴にスマートフォンのカメラを設置して、スマートフォンを使って盗撮していた。どれほどの時間、男がトイレの個室に入っていたのかは不明である。男は盗撮したことをとある教会の牧師に相談。牧師は男から相談を受けると、その後警察に事件について通報し、男は逮捕された。

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 警察によると、小便器で用を足す男性や子どもらの姿を撮影した動画は、男のスマホの中に5本あったという。動画には男性や子どもが用を足している際の後ろ姿や、男性や子どもの性器が映っていた。それぞれの動画の長さや何人の人がビデオに映っていたのかは不明であるが、警察によると、ほかにもすでに削除された動画が存在する可能性があるそうだ。また逮捕後、警察は男のパソコンなどを押収し調査したが、男のパソコンやUSBなどからは赤ちゃんがレイプされている画像や動画が見つかったという。赤ちゃんがレイプされている動画を男が具体的にどのようにして入手したのかは不明だが、男がレイプに関わったり男が自ら盗撮したものではない。
 
 事件から約1年後の2019年11月、男には有罪が言い渡され、執行猶予2年、2年間の刑務所行きの刑が確定した。さらに有罪判決が言い渡されてから約1年半後の2021年6月のこの度、教育省は男が今後、教育に携わる権限についての判決を下したが、教育省は男に対し生涯、教育に携わることを禁じる判決を下した。『The Daily Star』によると、教育に携わることを禁じられる判決を下されても要件を満たせば教育現場への復帰資格の再申請を認められることがあるが、男には再申請の権限も除外されたという。なお、『Hull Daily Mai』によると、男は事件前までは勤勉な教師として知られていたそうだ。

 この事件が世界に広がると、ネット上では「この教師は気持ち悪すぎる。自分の子どもをこんな男に関わらせたくないし、生涯教育に携わってはいけないという判決は正しい」「男子トイレの様子を盗撮したり、赤ちゃんのレイプ画像を持っていたりと男は奇妙な性癖がある。さらに被害が大きくなる前に逮捕されてよかった」「サービスエリアのトイレに入ることが怖くなった」「牧師は警察に通報すべきか悩んだと思う。でも、牧師が通報したおかげで救われた人も多いだろう」などの声が挙がっていた。

 教育に関わっている人物が子どもを盗撮したり赤ちゃんの卑劣な動画を所持するなど、紛れもなくあってはならないことと言えよう。

記事内の引用について
Sick teacher used toilet peephole to film kids at motorway services」(Hull Daily Mai)より
https://www.hulldailymail.co.uk/news/hull-east-yorkshire-news/moto-doncaster-paedophile-toilets-teacher-3558895
Sick teacher hit with lifetime ban after using toilet peephole to film unsuspecting kids」(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/sick-teacher-hit-lifetime-ban-24377362
「Bradford teacher who used toilet peephole to film kids banned for life」(YorkshireLive)より
https://www.examinerlive.co.uk/news/west-yorkshire-news/bradford-teacher-who-used-toilet-20866837

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