ラッツ&スターのメンバーでタレントの桑野信義が8日、自身のAmeba公式ブログを更新。同じくラッツ&スターのリーダーである鈴木雅之の全国ツアーに出演したことを振り返った。
■大阪公演に出演
桑野は、「昨夜は大阪フェスティバルホールにてWOWOW生中継 鈴木雅之 Masayuki Suzuki Taste of Martini Tour 2020/21~ALL TIME ROCK’N’ROLL~に出演しました」と報告。
本来であれば、同ツアーは昨年開催され、桑野も出演するはずだったが、コロナ禍の影響で今春へと延期に。その後、桑野は大腸がんとリンパ節への転移が判明したため、抗がん剤治療を始め、今年2月に手術を受けた。
術後、同4月からのツアーに参加するつもりでいたものの、「術後は完璧な状態に戻らず大切なコンサートで迷惑をかけられないので断念しました」と明かし、そのタイミングでがんを公表。
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■ワンコーナーだけでも
さらに、「術後に始めた抗癌剤治療が本当につらく苦しくて、心もヤラレてしまい、このままでは復帰は絶対に無理だと考え、化学療法の中止を選択。じつはその後ブログを休んでいた5月に再手術をしました」と打ち明ける。
2度の手術で「思っていたよりもダメージが残り、現在も障害が残り完治はしていませんが、全国ツアーも残りわずかになり焦りまくり」と、ツアーに参加できないことに焦りを覚えていたところ、「鈴木雅之リーダーが俺の気持ちを汲んでくれて、ワンコーナーだけでもステージに戻ってきてやってみないか、と言ってくれました」と思わぬ誘いが。
■自分でも驚いた
鈴木からの誘いに「嬉しかった! と同時に長い間トランペットも吹いてないし、歌も歌ってないし、リハーサルもやってない状況で、果たしてできるかな? と不安にもなりました」とこぼすも、いざステージに立つと「ところがどっこい! 自分でも驚いた! 身体が覚えていたんだよ」と本来の調子を取り戻した様子。
「『病は気から』って本当だね。正直もうステージに立てないと思っていたからさ」と胸中を吐露し、「それぞれ病気の内容は違えど、現在闘っている皆さん&サポートしている皆さん、諦めなければ必ず夢は叶う!」と呼びかける。
また「今後、嬉しいお知らせも控えてます。お楽しみに!」とさらなる活動も予告し、「とにかく焦らず、まずは3年後の寛解に向け、療養しながら一歩一歩進んで生きまっせ!」と力強く宣言した。
■七夕のお祝いとして
9日朝にもブログを更新すると、この日はステージや楽屋での写真を公開。「不思議なもので、トランペットを持ち、ステージに上がりみんなの応援を背に永遠の定位置、リーダーの斜め左につくと、ラッツ&スターの自信と誇りが満ち溢れ、大阪フェスティバルホール2DAYSを乗り切ることができました」とつづった。
闘病した1年を振り返り、「地獄のような苦しみを味わってきた自分に、七夕のお祝いとして、天国の気分を味わわせてもらえました。冠二郎です! いや感無量です」とギャグを交え、鈴木らに感謝。
最後は「爺はまた現実に戻りリハビリをしながら療養生活に戻ります」と記し、「闘病仲間の皆さん、それぞれ抱えている悩みや苦しみはあるけれどさ、コレばかりは仕方ないよ。全てを受け入れてしまえば楽になるよ。ノンストレスで自分中心で一緒に闘いましょう」とメッセージを送っている。
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