オランダ代表FWメンフィス・デパイ(27)はバルセロナ加入に際して、大幅な給与削減を受け入れていたようだ。スペインGOAL』が報じている。

リヨンでの4年半に渡る活躍によって自らの価値を再び高めたデパイは、今夏に幾つかのビッグクラブからの関心を集めた中、オランダ代表で指導を受けたロナルド・クーマン監督率いるバルセロナに2年契約で加入することになった。

ただ、深刻な財政難に喘ぎ、サラリーキャップの制限のよって選手登録にも問題が生じ始めているブラウグラナ加入に際しては、一度合意していた契約条件を大幅に見直していたようだ。

GOAL』が伝えるところによれば、バルセロナは当初、年俸700万ユーロ(約9億1000万円)+ボーナスという条件をデパイに掲示し、これが選手サイドからも受け入れられていた。

しかし、人員整理などがうまく進まず、予想以上に財政面が苦しいバルセロナは、一時前述の条件でのデパイ獲得が困難だと判断し、撤退を余儀なくされそうになっていた。

それでも、バルセロナ移籍を希望するデパイは新たに行われた話し合いの中で、30%の減額となる年俸500万ユーロ(約6億5000万円)という条件を呑んで加入を決断したとのことだ。

通常、移籍金を必要としないフリートランスファーにおいては高額な年俸に加えて、契約金を受け取るケースも多いが、デパイのバルセロナに対する愛情は本物のようだ。

なお、オランダ代表としてユーロ2020に参加していたデパイはしばしの夏季休暇を経てバルセロナのプレシーズントレーニングに合流する予定だ。

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