吉沢亮が主演を務める大河ドラマ「青天を衝け」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第22回「篤太夫、パリへ」が7月11日(日)に放送される。

【写真を見る】怪しい笑みを浮かべ、握手をする五代(ディーン・フジオカ)

同作は、新一万円札の顔としても注目され、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が幕末から明治へ、近代日本のあるべき姿を追い続け、時代の渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも高い志を持って未来を切り開いていく姿を描く。

青天を衝け」は、栄一(吉沢)が生まれ育った武蔵国・血洗島村と草なぎ剛演じる徳川慶喜が生きる江戸で物語が進行していたが、第22回からは「パリ編」へと突入。篤太夫と新たな名を授かった栄一は、慶喜の家臣となり、パリ万博へと参加する。

栄一の幼なじみで生涯をともにする喜作改め、成一郎を高良健吾が演じ、栄一とともにパリ万博へ向かう杉浦愛蔵を志尊淳が演じる他、栄一を今後支えていく人物として板垣李光人、武田真治、犬飼貴丈が出演。また、薩摩藩の西郷隆盛博多華丸、五代才助(友厚)をディーン・フジオカが、長州藩の伊藤俊輔(博文)を山崎育三郎が演じる。

血洗島での登場人物として、栄一の妻・千代を橋本愛が演じる他、小林薫、田辺誠一、満島真之介、岡田健史らが出演。また、物語のストーリーテラーとして北大路欣也演じる徳川家康も登場する。

注目の第22回「篤太夫、パリへ」では――

パリに到着した篤太夫(吉沢)たちは、さっそく万国博覧会の会場を視察。蒸気機関やエレベーターなど最先端の西洋技術を目の前にして度肝を抜かれる。

しかし、日本の展示ブースに行くと、そこには薩摩の紋が高々と掲げられていた。幕府使節団は薩摩に抗議するが、モンブランと五代(ディーン)が裏で手を引き、幕府と薩摩は同格の政府であると風聞が流れる。

そんな中、昭武(板垣)はナポレオン三世の謁見式に出席し、堂々と慶喜(草なぎ)の名代としての役目を果たす。その頃日本では、慶喜が次々と幕政改革を打ち出していた。

――という物語が描かれる。

公式ホームページにて公開された動画では、ついにフランスにたどり着いた篤太夫らが、凱旋門やパリの景色、初めてのエレベーターに驚く姿が。昭武(板垣)が豪華絢爛な宮殿で皇帝・ナポレオン三世に謁見する場面も描かれる。

一方の江戸では、第15代将軍となった慶喜がワインで乾杯し、幕府の改革を打ち出す。また、パリ万博の裏で五代が怪しく密談する姿や、幕府と薩摩の争いが始まるなど、幕末の日本が大きく動き出す。

大河ドラマ「青天を衝け」第22回場面写真/(C)NHK