明治安田生命J1リーグ第22節の1試合が11日にエディオンスタジアム広島で行われ、アウェイの横浜FCサンフレッチェ広島を1-0で下した。

2試合ぶりの勝利を目指す9位の広島は前節の先発から3選手を変更。代表活動に参加の大迫や移籍の川辺、そして浅野が外れ、林、ハイネル、エゼキエウがスタートから出場した。一方、8試合ぶりの勝利を狙う最下位の横浜FCは前節から変更なし。渡邉が引き続き1トップに入った。

広島からすれば下位相手だけに、しっかりとした入りをしたい一戦だったが、横浜FCが立ち上がりから勢いで上回る。すると、広島の右CKからカウンターに転じた11分に自陣中央の前嶋が前線にロングボールを出すと、小川が飛び出したGK林を交わして、無人のゴールに流し込み、横浜FCが先制する。

自分たちのCKからカウンターを許して失点の広島はその後、反撃に転じるが、42分にボックス右の柏が上げたクロスに森島がダイビングヘッドで合わせた場面は枠外。そんな森島も右肩を痛めて負傷交代を強いられ、広島はベンチスタートの鮎川を急きょ投入というアクシデントに見舞われる。

1点を追いかける広島は後半も49分にジュニオール・サントスがオーバーヘッドに持ち込み、62分にも鮎川のパスワークを絡めた中央突破からゴールに迫ったが、いずれもゴールならず。すると、横浜FCも65分に57分から出場のクレーベがボックス右から右足シュートに持ち込むが、相手GKに処理される。

打開しようと東やドウグラス・ヴィエイラの交代カードを切り、攻勢を強めた広島は82分、バイタルエリア中央の遠目からジュニオール・サントスが強引に右足フィニッシュに持ち込むと、こぼれ球を回収した青山が波状攻撃に繋げ、ボックス右から右足一閃。だが、ここも枠に飛ばせない。

耐え忍ぶ横浜FCは武田やカルフィン・ヨン・ア・ピンを入れ、逃げ切りの色を強めていき、そのまま終了のホイッスル横浜FC5月15日に行われた第14節の湘南ベルマーレ戦以来、8試合ぶりの白星で今季2勝目を飾った一方で、広島は2試合で勝利から遠ざかり、6試合ぶりの黒星を喫した。

サンフレッチェ広島 0-1 横浜FC
横浜FC
小川慶治朗(前11)