兄妹どうしの禁断の恋が、まさかこれほどまでに甘酸っぱい展開を見せるとは……!?
ニコニコ漫画の「ComicWalker」にて連載中の『双子たちの諸事情』は、お互いに片思いな双子の兄妹の物語。
それってつまり両思いじゃ？ と思ってしまいそうなところですが、いやいやそうも言えないという絶妙な距離感が歯がゆくてクセになります。
作者：鉄一（@mada_tetsukazu）
諸事情だらけの双子
高校生の紅基（こうき）と那青（なお）は双子の兄妹。
紅基は空手に勤しむスポーツ男子、那青は美術系女子と対象的なふたりだからこそでしょうか。
紅基と那青はお互いを好き合っているのでした。
今日も仲よくいっしょに下校するふたり。しかしながら、もちろん帰る家は同じなわけで。
どうしようもないとはわかっていても、「双子じゃなきゃなあ」と思わざるを得ないのがつらいところ。
そしてお互いに自分が黙っていれば両親を悲しませずに済むと、恋心をひた隠しにしていました。
……が、そこにテレビを見ていた母親から「ここ紅基を養子にもらったときの家よ！」と爆弾発言が!?
結局、観念した父親から「紅基は父さんの親友の遺児だったんだ」と明かされることになり。
双子だけど血の繋がりがないというまさかの展開に、ふたりの心拍数は急上昇していくのでした。
「恋できる!!」にはできるけれど……
さて、これにて法律上は縛るものがなくなったといえる紅基と那青でしたが……。
だからといってガツガツとアプローチをかけられるわけではないのが、兄妹であるがゆえの奥ゆかしくもおもしろいところ。
両親のカミングアウト直後は密かにフィーバー状態だったものの、ふたりはお互いの恋心など知るよしもないわけで。
那青が「だからって付き合えるわけでもないのに」と思ってしまうのもいたしかたなし。
「やっぱりすきなのはこっちだけだよなあ」なんて、息ピッタリにため息をつくふたりの歯がゆさといったらもう……。
そんな良くも悪くも変わらないふたりが、無性に愛おしくてたまりません。
……まあ、紅基は意識しまくりで大変なことになっていますが。
兄妹愛（恋愛的な意味で）が溢れて止まらない！
今後も、甘酸っぱくて微笑ましい珠玉のエピソードが盛りだくさんの本作。
兄妹として、そして片思い相手として想い合うふたりを見ていると、心がじんわり温まってきます。
ふだんは紅基、那青ともマイペースですが、部活では意外な一面を見せてくれることも。
そんなギャップを目の当たりにしたもう片方が、どんな表情を浮かべるのか。これについてはぜひ皆さんの目で確かめてほしいところです。
さらには、風邪をひいた紅基を看病するはずが思わぬ急接近を果たしてしまったり……。
昔から仲が良すぎる、ふたりの幼少期のエピソードなんかも見逃せません。
ゆっくりと、しかし着実に進展していく双子の恋模様をチェックしてみてください！
（画像はニコニコ漫画『双子たちの諸事情』より）
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