お口の中を見るだけで、健康状態や体質などの一部がわかるといいます。

特に舌は、身体の変化がサインとして真っ先に現われる場所となり、「何だか調子が悪いな」と感じた際には、通常時とは変わっていることがあります。

今回は、舌の色や状態でわかる健康の指標とチェックポイントについてご紹介します。

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舌の状態は健康チェックの指標のひとつ


東洋医学では「気」「血」「水」で体調をみますが、お口の中はこの3つが揃っている唯一の組織です。

「気」は自律神経を指し、舌の形状や動き、「血」は血流状態を指し、舌の色や静脈を、「水」は水分量を指し、舌の潤いや唾液量をみるのです。

理想的な舌は淡いピンク色で少量の白い苔が付いている状態ですが、年齢を重ねることで徐々に色や形が変化し、体調に現われてくるようになります。

舌のチェックポイント

・舌の色
 血流の状態や温度がわかります。
 白っぽい場合、冷えや栄養不足の可能性があります。

・舌の大きさ、形
 身体のむくみや乾燥状態など水分量がわかります。
 むくみが強い場合、舌の側面にギザギザと歯形がつくこともあります。

・舌苔
 舌苔とは舌の表面の苔のことで、その色や厚みをみます。

・舌の裏の血管
 裏側の静脈が浮き出ている場合、瘀血が溜まっている可能性があります。

・舌の動き
 舌を動かす動作は自律神経と関連しています。
 舌が正面に真っすぐ出せるかどうかみていきます。

健康な舌の特徴

健康な舌は、淡いピンク色で表面に白い舌苔が薄くある状態です。
動きや形にも特に異常のない舌は、子どもによく見られます。

舌でわかる体の不調

舌の状態で身体の不調がわかります。それぞれの変化をみていきましょう。

舌が白っぽい
舌が白っぽい方は、水分不足で体力低下の可能性があります。

質の良い睡眠とバランスの良い食事を心がけましょう。

舌が黄色っぽい
舌が黄色っぽい、舌苔が少なく表面に亀裂がある方は、水分不足の可能性が考えられます。

小まめに水分補給をし、脂質の多いものは控え、お腹にやさしい食事を心がけましょう。

舌が青紫色
舌が青紫色、紫暗色の斑点がみられる方は、血流が滞った状態です。

冷えやむくみが目立ちやすく、入浴習慣をつけ身体の巡りをスムーズにするよう心がけましょう。

舌が白っぽく水分で膨れている
舌が腫れぼったい、舌苔が白く湿っている方は、栄養不足の可能性があります。

胃腸が弱っている可能性があるため暴飲暴食は避け、温かいものを摂るようにしましょう。

適度な運動や入浴も血流改善に効果的で、余分な水分を体外に排出してくれます。

まとめ

今回は、舌から得られる情報での健康状態の変調についてご紹介しました。

ご自身でもチェックしやすいパーツですので、鏡に向かってあっかんべーとしてみてください。

「淡いピンク色で少し舌苔がある状態か」どうか見てみて、気になる感じがある場合は各項目の改善点を試してみてはいかがでしょうか。

なお、舌の状態はあくまで健康チェックの指標のひとつです。気になる症状がある場合には、早めにかかりつけ医院やクリニックを受診するようにしましょう。

※当院では舌の診断のみの診療などは扱っておりません。

[文:ホワイトホワイトビューティー東京(https://whitebeauty.tokyo/)]

監修:石井先生
店舗:恵比寿本店・LUMINE新宿店・LUMINE有楽町
オープンバイト治療について詳しくはこちら:https://whitebeauty.tokyo/ceramic/open-bite

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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舌の状態でわかる?不調と健康チェックのポイント