U-24日本代表のDF板倉滉(フローニンヘン)がメディアのオンライン取材に対応した。

U-24日本代表は、5日からトレーニングキャンプを開始。12日にはキリンチャレンジカップ2021で東京オリンピックに出場するU-24ホンジュラス代表と対戦し、3-1で勝利を収めた。

12日のホンジュラス戦では、後半途中に田中碧(デュッセルドルフ)と交代しボランチに入ると、終盤にはセンターバックにポジションを移してプレーした。

およそ1カ月ぶりの試合となったホンジュラス戦については「見ていてコンディション的にも凄くキツそうなのは外から見ていても感じていました」とコメント。「その中で僕が入って、真ん中にスペースが空いていたので、上手く入ってできるだけ長い時間マイボールにできればいいなと思っていました」と語り、自身がやるべきプレーをスカウティングできていたと語った。

自身のパフォーマンスについては「もっとアグレッシブに守備のところも行きたかったですし、相手がボールを保持する時間も長かったので、ボールを奪えたら良かったな」と、もう少しボールを奪いに行きたかったとコメント。それでも「暑さもあり、コンディションもあってあまりいけない部分もあったので、僕が入って守備のところをもっと固めてゼロで終われたらというのはありました」と語り、前半から出ていた選手たちを助けるプレーがしたかったとした。

難しい場面での出場、複数ポジションでの出場も考えられる板倉。「こういった難しい状況での出場はあると思いますし、途中交代の選手が前半から戦っている選手たちに活力を与えるじゃないですけど、もっともっとチーム内に活気が出せればなと感じました」とコメント。「いつ出てもチームを助けられるように、守備のところは最低限助けないといけないと思いますけど、ゲームの流れを見つつチームを上手く助けられればなと思います」と語り、途中出場の選手としてしっかりとチームの力になりたいと語った。

ボランチのファーストチョイスとしては、オーバーエイジのMF遠藤航(シュツットガルト)と田中が考えられる中、板倉も先発で出る機会はあるはずだ。遠藤とのコンビについては「航くんのプレースタイルとか強みは十分わかっているつもりですし、本戦でもどこで組むかは分からないです。常に味方を見ながらポジショニングや、相手のポジショニングを見て、お互いやっていければと思います」と、遠藤としっかりと合わせていきたいと語った。

一方で、外から遠藤と田中のボランチコンビを見た印象は「外から見ていて凄く良い連携でできていると思いますし、前回の試合の前半もお互いが良い距離感で中盤を経由して縦パスもつけられていたので、凄く良いなと思っています」と、良いコンビであると評価した。

中2日の過密日程と考えればスクランブルになる可能性は高い。「2人の長所と僕の長所は違いますし、できないことはやろうとは思っていないので、自分の力でできることをチームに還元するだけかなと思います」と語り、自身ができることをピッチでしっかり出したいと語った。

その中で、先日閉幕したユーロ2020では途中出場の選手が流れを変えたり、大会中にポジションを掴むこともある。その点については「やってやるという気持ちはもちろんありますし、いつチャンスが来ても、やれるという自信もあります」とコメント。「自分の良さがチームのためにもなると思っているので、引き続き変わらず練習からやりたいです」と、しっかりと特徴を出し続けたいとした。

また「今はみんながスタメンを取りに行っていると思いますし、そういう気持ちが勝手にチーム力を高めて、練習から雰囲気もよくすると思うので、僕個人としても引き続きやっていきたいなと思います」と語り、チームとしてレベルアップしていく上でも、ポジション争いに意気込みを見せた。

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