食物繊維が含まれていて、便秘解消が期待できるプルーン。抗酸化力のあるアントシアニンを含んでいます。ジャムやドライフルーツとして食べられることが多いプルーンですが、旬の秋には生のプルーンを楽しめます。プルーンの栄養成分と効果、おいしい食べ方についてご紹介します。

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栄養成分と効果

食物繊維
プルーンは水溶性と不溶性の食物繊維をどちらも含んでいます。なかでも水溶性食物繊維のペクチンは、腸内環境の改善に効果を発揮します。 また、腸での糖の吸収を穏やかにしたり、コレステロールを下げたりする働きもあります。

アントシアニン
ポリフェノールの一種で、野菜や果物の青紫色の色素です。
光の情報を脳に伝えるロドプシンの再合成を促進するため、視力低下や眼精疲労に役立つことがわかっています。また、がん・動脈硬化・老化などの原因のひとつとなる活性酸素を取り除く抗酸化作用もあります。

β-カロテン(ビタミンA)
β-カロテンは、必要に応じて体内でビタミンAに変換されるカロテノイドという色素のひとつ。 視覚の維持に欠かせない成分で、「目のビタミン」ともよばれます。皮膚や粘膜を正常に保ち、活性酸素を除去する抗酸化作用があります。

カリウム
カリウムは体内の過剰なナトリウムを排泄し、水分量を適切に保つ作用があります。塩分の摂り過ぎによるむくみ・高血圧の予防や改善に効果的です。

プルーンのおいしい食べ方

軸が緑色で、表面にブルームという白い粉がしっかりと全体についているものが新鮮です。ブルームは、プルーン自体が出しているものなので取り除く必要はありません。皮にアントシアニンが多く含まれているので、皮をむかずにそのまま食べましょう。刻んでヨーグルトに入れると、善玉菌である乳酸菌も一緒に摂ることができます。

ドライフプルーンをはじめとしたエキス・ジュース・パウダーなどの加工品は、シリアル・サラダ・スムージー・ヨーグルトなどに加えたり、ケーキやパンに混ぜ込んだりと幅広く活用できます。 低GIで腹持ちがよいという特徴があるので、ドライプルーンを間食にするのもよい方法です。

間食・料理のアクセント・甘みづけなど、さまざまな活用ができるプルーン。でも、プルーンは糖質も含むため、食べ過ぎるとカロリーオーバーにつながります。適量を食べるようにしてくださいね。

【参考】
文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)
厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)


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[文:あすけん 管理栄養士 公開日:2021年7月15日]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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プルーンの驚くべき効果効能とおいしい食べ方