トッテナムが、サウサンプトンに所属しているイングランド代表FWダニーイングスに関心を示しているようだ。14日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 今夏トッテナムの新指揮官に就任したヌーノ・エスピリト・サント監督は、イングスの獲得を熱望していることが報じられている。イングスのサウサンプトンとの現行契約は来年6月30日までとなっており、同選手が新契約に拒否したことから来年夏にフリーで移籍することが可能となる。その前に今夏中の獲得をトッテナムは希望しているようだが、サウサンプトンとしては今夏に売却する意思が全くないという。

 また、昨年夏の移籍市場でデンマーク代表MFピエールエミール・ホイビュルクがサウサンプトンからトッテナムに移籍した際に、トッテナムのダニエル・レヴィ会長による交渉のやり方に嫌悪感を抱いたサウサンプトンとしては、同クラブとの交渉はプレミアリーグのクラブで一番避けたい模様で、交渉は難航しているようだ。

 なお、トッテナムとしては移籍が噂されているイングランド代表FWハリー・ケインの代役でイングスを狙っているわけではなく、2トップで両選手を起用するためにイングスの獲得を画策しているという。合意に近づいているわけではないようだが、果たしてトッテナムは新監督の希望を叶えることはできるのだろうか。

サウサンプトンに所属するイングス [写真]=Getty Images