東京、2021 年7月15日- 新型コロナウイルスの感染によって持続可能性に対する旅行客の意識はより厳格になった。健全な状態の自然や思慮深い天然資源の利用、さらには自分自身の心身のバランスが重要視されるようになった。ドイツ観光局(以下DZT)はこの顧客ニーズの変化にいち早く対応し、2021年のコミュニケーションキャンペーンにFeel Goodを追加した。訪独観光客を送り出している14か国に向けて、観光の国ドイツが提供しているサステイナブル観光施設やサービスを包括的に紹介している。
DZTのペトラ・へードルファーCEOは、次のように話している。「Booking.comが発表した最新のサステイナビリティレポートは、コロナ禍によって思慮深さと持続可能性と社会的責任感に対する旅行客の価値観に明確な変化が起きていることを示している。30か国の回答者の83パーセントはサステイナブルな旅行が必須事項、61パーセントはコロナ感染拡大が将来的にはサステイナブルな旅行にシフトしようと思った動機であると答えている。顧客ニーズの変化は、持続可能性を観光の国ドイツというブランドに定着させようという我々の長期戦略が正しかったことを証明している。訪独外国人観光の再スタートに弾みをつけるため、我々はコミュニケーションキャンペーンFeel Goodを通して、サステイナブルな製品とサービスに的を絞った情報をインバウンド市場国に発信している。」

ドイツサステイナブルな観光国であることを集めたデータは、別途プレスインフォメーションで発信されている。
https://www.germany.travel/media/content/presse/jp/JPN_PM_DZT_Faktenfinder_FeelGood_2021.pdf


Feel Good 2021

DZTのキャンペーンは、持続可能性に力を入れているクオリティーの高い都市と地域と宿泊施設をジャンルごとに紹介している。それだけではない。Feel Goodは、テーマごとに具体的な旅行体験ができるようサステイナブルな施設や製品やサービスを実感できるように構築されている。だから旅行者は、Localsという項目で持続可能性への取り組みを、身をもって体験することができる。次の4つの項目に分かれていて、探しているサービスを簡単に見つけることができる。「自然の中でアクティブなバカンスを」「知識と体験」「責任感ある楽しみ」「サステイナブルな都市を体験」。サステイナブルな旅行のためのアドバイスも利用することができる。また複数言語の二酸化炭素計算表で1回の旅行で排出する二酸化炭素の排出量と施設による補完量を算出することもできるようになっている。

コミュニケーションキャンペーンFeel Good 2021は、ドイツと国境を接するデンマークオランダベルギーフランススイスオーストリアポーランドをはじめ、スウェーデンイタリアスペインイギリス、アメリカ、中国、日本といった訪独観光客を送り出している重要市場国向けに発信されている。

Facebookニュースフィールドや Instagramフィードや Instagram エクスプロワーフィードやFacebookのストーリーズやInstagramといった国際ソーシャルメディアチャンネルでの広告で、質の高い都市や地域や宿泊施設を紹介するMicrosite への誘導も行っている。マイクロサイトで紹介されているサービスは、DZT が各州の観光局と持続可能性の専門家と共に選出し編集したものである。
マイクロサイト
https://www.germany.travel/en/ms/feel-good/sustainability.html

DZTのペトラ・へードルファーCEOは「観光業価値創造チェーン上にあるサービス提供者は高いプロ意識と知識をもって、環境保護持続可能性や価値観保護に対する顧客の責任感の高まりに正しく対処できるサービスや施設作りに力を注いでいる。我々のキャンペーンは、こうして生み出された付加価値を顧客に分かりやすく紹介している。検査認証済みのサステイナブルなサービスや施設は、品質と快適さと楽しさ、さらにはオリジナリティーや地域性を保証し、気候変動の保護にも役立っている。


ドイツ鉄道 - 持続可能性への包括的な取り組み

ドイツ鉄道は、プレミアムパートナーとしてコミュニケーションキャンペーンFeel Goodに参画している。モビリティー会社であるドイツ鉄道は、持続可能性という目標到達のために気候や自然や天然資源や騒音保護のための対策を幅広く実施している。ドイツ鉄道は今、ICEとIC/EC路線を運航する全ての電車に再生可能エネルギーを供給している。2038年までには、ローカル線貨物列車も100%エコエネルギーで運行させる計画である。ドイツ鉄道は、脱炭素化と同時に走行時の騒音軽減対策のための投資も行っている。ドイツ鉄道は、製品とサービスのエコロジー化だけではなく、ワーキングプロセスでも持続可能性を追求している。

プレス用写真:

写真:

(C) DZT_Florian Trykowski


ダウンロード用リンク:

https://dam.germany.travel?directLink=rQRLF4


ドイツ観光局 (DZT) について

ドイツ観光局 (DZT)は、フランクフルト・アム・マインに本部を置く国営のドイツ観光振興機関。連邦経済エネルギー省 (BMWi) の委託により観光の国ドイツを代表しており、また、ドイツ連邦議会の決議に基づきBMWiから助成されている。 DZTは、観光の国ドイツのイメージアップと外国人旅客のドイツ旅行促進のための戦略を立て、デスティネーションを開発しプロモート。世界27 ヶ所にある海外支局が40か国以上でマーケティング活動を行っている。 詳細はオンラインプレスセンター www.germany.travel/presse  を参照。


重点テーマ:デジタル化と持続可能性

ドイツ観光局 (DZT)は、ドイツ政府の目標に沿う将来を見据えた持続性のある観光の促進に力を入れている。中でも重点項目となっているのは、デジタル化と持続可能性である。DZTは、チャットボットといったようなAI人工知能や(言語アシスタント機能を持つ)対話型インターフェイスを駆使した多くの人を夢中にさせる新技術(VR仮想現実、AR拡張現実、MR複合現実)実用化のペースメーカーである。AI支援型マーケティングプラットフォームで、観光分野のサービスやオファーを目に見えるわかりやすい形で提供できるようDZTは、ドイツ観光経済のデータプロジェクトと連携して、ナレッジグラフの開発を進めている。


持続可能性というテーマは、10年以上も前から分野の垣根を超えたテーマとして、あらゆる業界が戦略的に取り組んでいるテーマである。組織委員会は、3本柱の戦略でまず外部に向けた知識の伝達を行い、これを支援する形で組織内での持続可能性イニシャティブと組み合わせている。DZTは、観光の国ドイツが国際競争の中で、内容も充実し持続可能性  にも富んだ観光の目的地として過去たる地位を確立できるよう、責任感に満ちた観光という 将来的テーマに取り組んでいる。新型コロナウイルスの感染拡大により、これまでの価値観は大きく変わり、旅行に対する姿勢でも社会経済的な責任感が反映されるようになっている。


プレスコタクト:
German National Tourist Board (Frankfurt)
Martina Binhack
Director Press und Public Affairs
Beethovenstraße 69
60325 Frankfurt am Main
Tel.: +49 69 97464-262
E-Mail: presse@germany.travel


配信元企業:ドイツ観光局

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ