明治安田生命J1リーグ第21節の1試合が17日にベスト電器スタジアムで行われ、アウェイガンバ大阪アビスパ福岡を1-0で下した。

6連勝からの4連敗で11位の福岡はここ4試合連続で複数失点と持ち前の堅守が崩れ、息切れ気味。東京オリンピック開幕前最後のリーグ戦になるなか、サロモンソンやブルーノ・メンデス、杉本がベンチ外の一方で、クルークスや石津、フアンマがスタートから出場した。

一方、19位のG大阪ACLの戦いから戻っての国内初戦となり、このゲームを皮切りに15連戦がスタート。帰国後に新型コロナウイルス感染者が新たに出ての今節だが、3トップの最前線にレアンドロ・ペレイラが入るなど、ACLでも主力としてプレーした陣容を先発起用した。

ACL敗退の悔しさをバネに序盤からボールを保持しての攻めに転じたG大阪だが、同じく浮上の足がかりを探る福岡もロングボールを軸に反攻。そのなかで、福岡が先に決定機を作り出すが、8分に右サイドからのクロスにグローリが頭で合わせたシュートは枠の左に外れた。

崩しにかかる場面こそ多いものの、なかなかフィニッシュ数が伸びてこないG大阪は右ウィングバックの小野瀬が幅を取りながら起点となり、10分にボランチの位置から攻撃参加した倉田、23分にもL・ペレイラがシュートを放っていくが、いずれも相手DFのブロックに遭う。

そんなG大阪は突破口を見いだせないなか、29分にバイタルエリア左の位置でFKのチャンスを獲得すると、キッカーの宇佐美が右足で直接狙うが、GK村上がゴール右に突いたボールを処理。さらに、43分にも宇佐美が右足ボレーで襲いかかるが、枠のわずか左に外れていった。

G大阪の攻めが続いたものの、課題の守りが乱れることなく、試合を折り返した福岡はその後半早々の47分、右サイドクルークスからのクロスにニアサイドで反応したフアンマにいきなりの先制機。右足で合わせたボールが枠に飛ぶが、GK東口に阻まれ、昌子に掻き出される。

リズム良く入った勢いそのままに盛り返す福岡は金森を投入した直後の67分、ボックス左の山岸が中央のフアンマとのワンツーで最終ラインの背後を完全に抜け、右足インサイドネットを揺らすが、VARの対象に。トラップの流れでハンドがあったとして、認められない。

後半の流れが悪いG大阪は68分にウェリントン・シウバを投入すると、78分にパトリック、一美、奥野の3枚替え。押し切りたい福岡も82分にジョン・マリを入れ、両者の勝利を目指す姿勢が表立つ形で終盤に入ったなか、後半のここまで劣勢だったG大阪の交代策が的中する。

G大阪が徐々に敵陣で再びボールを持ち運び、時間を作り始めた80分、左サイドのウェリントン・シウバが右足でクロスを上げると、ボックス中央の重廣が頭でのクリアを試みるが、うまく前に弾けず、最終ラインの背後に。すると、フリーパトリックが頭でゴール左に沈めた。

その後、福岡の猛攻に晒されたG大阪だが、GK東口を中心にACLで6戦6発と奮闘したパトリックの一発で手にしたリードを守り抜き、見事に再開初戦を白星。山岸のゴールがVARで取り消され、敗れた福岡は泥沼の5連敗という結果に終わっている。

アビスパ福岡 0-1 ガンバ大阪
G大阪
パトリック(後40)