東京オリンピックを目前にして海外からの選手団が東京都内の選手村に続々と集まり始めているが、このほどアイルランドの体操選手が段ボールベッドについてTwitterに投稿した動画が注目を集めた。このベッドが壊れやすいとの噂が浮上していたが、彼がその噂を払拭してくれたようだ。『Irish Mirror』『The Daily Star』などが伝えた。

2019年9月に「2020年東京五輪パラリンピック大会組織委員会」が選手村に段ボール製のベッドを導入すると発表し、国内外で大きな話題を呼んだ。ベッドは長さ210センチ、幅90センチ、高さは40センチ、そして耐荷重は約200キロということだった。

しかし国際オリンピック委員会IOC)が新型コロナウイルス感染防止のために選手村での「濃密接触を禁止する」と発表したことから、海外で「段ボール製のベッドは性行為ができないように1人分の重量しか耐えられない設計になっている」との噂が出回った。

アメリカ版『Yahoo News』でも「東京オリンピックの選手村では新型コロナウイルスの感染を防ぐため“性行為不可”のベッドが導入されています。ベッドは段ボール製で、1人分の重量にしか耐えられない設計になっているため誰かとベッドを共有しようとすると壊れてしまうそうです」と伝えている。

そんな中、選手村に到着したアイルランドの体操選手、リース・マクレナハン選手(Rhys Mcclenaghan、21)が段ボール製のベッドの上で激しくジャンプする動画をTwitterに投稿した。リース選手は動画の中で次のように語った。

「今日はオリンピックにまつわるフェイクニュースのエピソードだよ。『ベッドはエッチができないようになってる』って言われてるけど、確かにこれは段ボールでできていて激しい動きに対して壊れるようになっているらしい。でもそれは嘘! フェイクニュースだ!」

リース選手はベッドの上で大きく何度もジャンプした後、「it’s fake!」と言いながら両腕で×印を作っていた。

リース選手の投稿には他の選手から「貴重な内部情報をありがとう」といった声が寄せられ、この投稿で段ボールベッドが多少の激しい衝撃にも耐えることが証明されたようだ。

彼の投稿が話題になったことで、英メディア『The Daily Star』では「東京オリンピックの主催者は選手の濃厚接触を防ぐために性行為不可のベッドを導入したと伝えられていたが、アイルランドリース・マクレナハン選手がこの噂を払拭した」と報じた。

今月21日に22歳の誕生日を迎えるリース選手は、東京オリンピックでは体操競技のあん馬種目で金メダル獲得を目指す。そんなリース選手はYouTubeチャンネルで、寿司を堪能するなど選手村での生活を楽しむ姿を公開している。

画像は『Rhys Mcclenaghan 2021年7月18日付Twitter「“Anti-sex” beds at the Olympics」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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