NPO法人WELgee(所在地: 東京都渋谷区、代表理事: 渡部 カンコロンゴ 清花、以下 WELgee)は、NPO法人クロスフィールズ(東京都品川区、代表理事:小沼大地、以下クロスフィールズ)と協働し、経済産業省が推進する「『未来の教室』STEAMライブラリー事業」にて、日本に逃れた難民の半生をVR映像 / 360度映像(以下、VR映像)を活用し追体験するデジタル教材を開発、STEAMライブラリーにて一般公開(URL:https://www.steam-library.go.jp/content/87 )を開始しました。
WELgeeはこれまで、難民一人ひとりの個性や持ち味を活かしたキャリアプログラムなど、難民問題に新しい切り口でアプローチしてきました。
今回、クロスフィールズのコンテンツパートナーとしてWELgeeがその作成に携わったデジタル教材「難民の生き方から『自分が人生で大切にしたいこと』を考える」は、難民として母国を離れ、新しい国で困難に直面しながらも、必死に生き抜こうと歩むひとりの難民の半生を疑似体験することを通じて、自分とは異なる他者の視点から物事を捉え、理解しようとする想像力を働かせることと、他者の置かれた立場や状況に立つ感性を育くみ、難民となった人の生きる姿勢に触れ、人生において大切にしたいことについて考えることを学習目標としています。
- 教材の内容
本教材は、以下の3部で構成されています。
1. 第1部「「難民」は自身と変わらない”人”であることを知る。」
母国での暮らしを追体験するVR映像を視聴し、ジョセフさんにとって「大切なこと」を考え、自分との共通点を見つけるワークを通じて、普段は遠く感じる難民と自分との距離を縮める、というワークを想定した教材です。
2. 第2部「難民になる過程で失ったことを知る。」
VR映像とジョセフさんへのインタビューを視聴することを通じて、ジョセフさんが難民になる過程で失った様々なことをできるだけ具体的に想像し、「難民」と呼ばれる人々が置かれている立場やその心境に想いを馳せる、というワークを想定した教材です。
3.第3部「困難の中でも前に進む難民の姿から、守り続けた考え方や大切にしたいことに目を向ける。」
VR映像とジョセフさんへのインタビューを視聴し、ジョセフさんの今後の展望や目標、守り続けた考え方や大切にしたいことに触れることで、視聴している側が、自分自身の人生でもっとも大切にしたいことについて改めて真剣に考えてみる、というワークを想定した教材です。
- 経済産業省『「未来の教室」STEAMライブラリー事業』の概要
https://www.meti.go.jp/press/2020/10/20201027002/20201027002.html
クロスフィールズは、国内外の社会課題の現場とビジネスパーソンをつなぐことで、社会課題解決とリーダー育成の両方を実現することを目指す非営利組織です。社会課題解決の現場に企業の社員が飛び込み、現地のNPOや社会的企業とともに課題解決に取り組む新興国「留職」プログラムのほか、国内外の社会課題の現場を「体感」する経営幹部・役職者向けのプログラム「社会課題体感フィールドスタディ」などの事業を展開しています。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、既存事業を大きく見直すとともに、現在の状況に対応した様々な新規事業を行っています。
- NPO法人WELgee(ウェルジー)の概要
配信元企業:NPO法人WELgee
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