約64万人の予約待ちで知られるヘッドマッサージ専門店「悟空のきもち」が、50%以上の確率で狙った内容の夢を見せられる装置「睡眠用しゃぼん玉(1万3800円)」を発明。7月21日より予約を開始しました。

【画像で見る:幽体離脱中(?)の記者】

 ねとらぼ編集部では一足早くこの魔法の装置と絶頂睡眠を体験し、記者が幽体離脱(?)を体感してきました。

 ゴールデンフィールドが運営する「悟空のきもち」は、“絶頂睡眠”と呼ばれる特殊な施術で、寝落ちする体験者が続出しているというヘッドマッサージ専門店。

●記者が“コントロールされた夢”を体験

 今回は「悟空のきもち 原宿神宮店」にて、施術中に旅に出る夢や遠出する夢を見る人が続出しているという「ジャーニー(旅に出る夢)」というコースを体験させていただきました。

 まずは北欧から取り寄せているというゆりかごのような椅子に腰かけます。するとここで魔法のランプ型の装置「睡眠用しゃぼん玉」が登場。

 セラピストさんから「シャボン玉が膨らんでいくので絶対目を離さないでください」と言われたかと思うと、ランプが静かに色づいていき、その先からはゆっくりシャボン玉が膨らみ始めました。大きく膨らんだシャボン玉がパッとはじけるとその瞬間にふんわり漂うアロマの香りがなんとも心地よいです。

 そしてここからいよいよ施術が始まり、上腕、肩、背中、首、頭皮、顔、を中心に包み込むような優しいマッサージが行われていきます。顔にはタオルがかけられていることもあり、施術が始まって10分ほどで最初の夢を見始めた筆者。ふわふわと体が浮く感覚があり、施術室の中を飛んでいます。これはいわゆる……幽体離脱の夢!!!

 これまでにも体が浮き上がるような夢を見たことはありましたが、ここまで鮮明に「自分が浮いている」「飛んでいる」という感覚になることは初めてで非常に面白い経験になりました。

 そうこうしていくうちに施術のパワーアップしてうっすらと覚醒。ぼんやりしたのもつかの間、続いては「関西地方に実在するライブハウスにて知らないバンドライブグッズを制作して売る」という奇妙な夢を見ました。

 全く知らないバンドライブグッズをせっせと提案し、私が提案したとおりに増産されるマフラータオルデザインもくっきり覚えているのが恐ろしいですが、なぜかバンドの名前は見えないという不思議さが残りました。

 「なんだこれ」なんて思っていると2度目の覚醒。肩甲骨のあたりを重点的にマッサージされながら「めちゃくちゃゴリゴリいってる……」と思っていたら、3度目の夢に突入しました。この夢はなぜだかはっきりと内容は覚えていなかったのですが、どこか遠くのほうへ行っている内容だったというぼんやりとした記憶は残っています。

 顔からタオルが取り除かれて、「あれ、今の何の夢だったっけ」と思い出していたらここで施術が終了。筆者は60分間の施術で3つの夢を見ることができ、そのうちの2つはコントロールされた通り“旅・遠出”に関するものでした。

●「なぜ夢をコントロールできるの?」――メカニズム聞いた

 驚きの経験をした筆者は、ヘッドマイスターの渡部蓉子さんを取材。夢コントロールのメカニズムを聞きました。

 「10分で眠れる『絶頂睡眠』を追及してきたからこそ『次は夢しかない』と考えました」と語る渡部さんによると、同社にとって“夢”事業への進出は正統進化の一種とのこと。

 音楽・湿度・温度・照明・香りなど、夢に関係するのではないかと考えられるものを約2年、片っ端から組み合わせて試したところ、音楽や温度・湿度はそこまで影響を及ぼさない一方で、“香り”と“眠る直前に見た色”が重要であることを突き止めました。

 同じ香りでも調香メーカーによって結果が変わるなど試行錯誤していたある日のこと、子どもを持つセラピストの一人が「シャボン玉で遊んだ日だけは子どもが夜泣きしない気がするんです」とつぶやいたことで開発は一気に前進。現在のしゃぼん玉スタイルが考案されました。

 はじめは電動のしゃぼん玉マシーンを使用して大量のしゃぼん玉を発生させたりしていましたが、「しゃぼん玉の量よりもいかに長く1つのしゃぼん玉を眺めていられるかが重要だとわかりました」と渡部さん。しゃぼん玉を印象付けるため、ゆっくりと膨らませていくことに加え、しゃぼん玉の中に“香りのミスト”を閉じ込める技術を編み出しました。

 また特定の香りだけでなく、特定の色を組み合わせて睡眠前に見せると、特定の夢(旅に出る夢・空を飛ぶ夢・幼少期の夢・ロマンスの夢)を見やすくなることも判明。ランプ型の装置のカラーを展開できるように調整を行い、ランプを見た後に遅れて香りが届くことにより、50%以上の確率で夢を操ることができるようになったそうです。

 このパーセンテージについては「悟空のきもち」の来店客約22万1461人分のアンケートから導き出された数字で、もっとも実現性が高かったのは筆者も体験した「ジャーニー(旅に出る夢)」。

 また「睡眠用しゃぼん玉」を使用することによって、悪夢を見る確率は8割以上減少しているという結果も出ており、渡部さんは「悪夢が減らせるというのはある意味で“人類の夢”ともいえますし、それがしゃぼん玉によってかなえられるというのは画期的だと考えています。今後は夢の中身の精度を100%に高められるよう研究し、さまざまな夢のカートリッジを発表していきたいです」と語りました。

 睡眠用しゃぼん玉(1万3800円)、夢カートリッジ各種(各1400円)、夢カートリッジ全4種類セット5600円)は現在3カ月待ちの状態が続いていますが、専用サイトで購入可能です。

 また「悟空のきもち」各店舗でも通常施術に睡眠用しゃぼん玉を取り入れる予定とのこと。店舗で同施術を受ける際にはあえて浅い睡眠を持続させるような技術を用いることにより、筆者が体験したように複数の夢を見られる可能性もあるそうです。気になる方は同社公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。

(Kikka)

幽体離脱中(?)の筆者