2021年7月、北朝鮮では、2019年に米朝間で行われた「ハノイ交渉決裂」以来、韓国の文化的なものの排除を進めている。そこには、言葉狩りも含まれる。民族的には、両国とも朝鮮人。言語も同じ、あるいは、限りなく近いだろうに。

 2020年金正恩総書記は、非公開の会議で「変態的な傀儡の言葉遣い、傀儡風の一掃」を命じた。変態的と名指しされたのは、韓国の言葉だ。さらに12月には「南朝鮮式に話をしたり、南朝鮮歌唱法の歌を歌った者は、労働鍛錬刑または労働教化刑2年に処す」と反動思想文化排撃法まで作っている…韓国と言う国は認めず、あくまでも、南朝鮮なのだ。

 北朝鮮の若者の間では、密かに、「愛の不時着」など韓国ドラマが見られている、見つかったら重罪であるのに。しかし、ドラマの中で使われる表現は…流行っている。その言葉狩りが始まったということだ。

 女性から見た兄や夫、恋人を表す「オッパ」を使ったら懲役2年。ボーイフレンドの意味を持つ「ナムドンム」(ナムが男、ドンムは北朝鮮において友達)が正しい朝鮮語であり、韓国で友達の意味であるチンを用いた「ナムチン」は禁止だ。恥ずかしいの俗語である「チョクパルリダ」、「そして」の略語である「クルゴ」も禁句になる。

 文在寅大統領は、本当に北朝鮮に恋焦がれている。しかし、言葉狩りまでされているとなれば、その恋は、もうダメだと認識しなければならない。だって、もう言葉さえも通じないのだから。

韓国のイメージ