連日流れる芸能人の不倫ニュース一般人もまた同様に、コロナ禍であっても不倫調査の依頼に訪れる人は後をたたず、不倫調査を数多く行う調査会社VIVIDにも日々多くの依頼者が訪れているそうです。



写真はイメージです。



 そこで今回は、探偵が「そんなところで不倫しないでくれ~」と泣きそうになった不倫現場を紹介。VIVID女性探偵社・代表の北川舞子さんにお話を伺ってきました。


◆深夜のゴルフ場に不法侵入する不倫カップル
――北川さんが過去に調査をされた中で、実際にあった驚きの不倫現場を教えてください


北川「深夜のゴルフ場ですかね。依頼を受けて夜に尾行調査をしていたのですが、調査していた旦那さんと不倫相手がゴルフ場の近くに車を停め、フェンスを超えてゴルフ場に入っていったんです。まさかとは思ったのですが、本当にゴルフ場に入っていきびっくりしまった」



VIVID女性探偵社・代表の北川舞子さん



――それ、不法侵入ですよね…。


北川「そうなります。当然私たちは不法侵入するわけにはいかないので、フェンス越しに望遠カメラなどを駆使して彼らをとらえることにしました。遠くに行ってしまうと見えないし、角度によってはうまく写真におさめることができないので、ハラハラしながらその様子を追いました。心底、こんなとこでなにしとんねん…と思いました」


◆芝生の上で盛り上がる様子をバッチリ撮影
――最終的に写真は撮れたのですか?


北川「フェンスを越えていった瞬間に『今日は無理だな』と思ったのですが、私たちがカメラをかまえる位置からそんなに遠くない芝生の上で行為を始めました。芝生の上なので遮るものがなく、無事証拠写真を撮ることができました」


ホテルの窓から丸見えのカップル
――罪を犯してまで不倫をするというヤバさから、もはや周りが見えなくなっていることを感じます。他にも辛かった現場などはありますか?



写真はイメージです。(以下同)



北川「記憶に残っているのは、とあるビジネスホテルですね。夫の不倫を疑っている奥様からのご依頼でした。そこのホテルは5階くらいの高さだったのですが、調査の際はホテルに入った時間・電気がついた時間・消えた時間等を確認するために、外からも室内の様子を確認するんです。私は外の建物から室内の様子を見ていたのですが、その不倫カップルホテルの室内に入ってカーテンを開けたまま閉めないんです」


◆生々しすぎる証拠写真
――それは証拠写真を撮りやすいですね。



北川「近くに目立った建物もなく、5階ということでまわりから見られていると思っていなかったんでしょうね。もしくはそういう性癖だったのか真意はわかりませんが、行為が始まっても一向にカーテンを閉めることなく終始行為が丸見えでした。証拠写真はバッチリ撮れたのですが、あまりにも完璧に撮れすぎて成人向けビデオにのっていそうな生々しい写真になりました。現場をおさえる私としても、ここまで他人のあられもない行為を見せられるのは辛かったです」


――それは大変でしたね…。


北川「通常は依頼者さんに証拠写真をすぐにお渡しするのですが、あまりにも生々しい写真が撮れすぎてしまったため、奥様に証拠写真をお渡しする前に『確実な証拠はありますが、あまりにもショッキングな内容なので、見るか見ないかはおまかせします』と告げました」


◆高級シティホテルの不倫調査が一番難しい
――ホテルでの証拠写真は不倫調査の定番のように感じますが、ホテルに入ればだいたい証拠は取れるのですか?



北川「そういうわけではないです。ホテルの中でも一番難しいのは高級シティホテルですね。ラブホテルであれば、入っていく写真をおさめることで証拠につながりますが、シティホテルに入るだけだと言い訳されてしまい、証拠として弱いんですよね」


――たしかにプールやエステ・レストランなどいろんな施設があるので、言い逃れができますね。


北川「さらに難しいのが、高級シティホテルは宿泊者用のカードキーがないとエレベーターに乗った時に停止階のボタンが押せません。宿泊している部屋の階数を特定するために、一緒にエレベーターに乗り込めば、とたんに不審者になってしまいます」


◆時間も費用もかかってしまう
――シティホテルセキュリティも万全そうなので、フロアをうろつくのも難しそうです。


北川「そうなります。ですのでシティホテルが不倫現場だと証拠写真をおさめるために時間も費用もかかってしまい、私たちにとっても依頼者さんにとっても手間がかかります。気持ちとしてはラブホテルで浮気をしてもらいたいですね」


◆不倫をしていない証拠が撮れない=黒
――では、シティホテルで不倫行為をすれば証拠写真は撮られないということですね。



北川「本当に不倫をしていなくてプールレストランに入っただけの場合は、その『不倫をしていない証拠』カメラにおさめるんです。食事をしてすぐにホテルから出てきた、と。不倫をしていない場合は、不倫をしていない証拠が撮れるはずです。


 不倫をしていない証拠が撮れないということはやはり黒なんですよね。証拠写真は撮れないものの、レストランに入ったままホテルから一晩出てこないとなれば、やはり不倫をしていることが多いので他の証拠をおさえます。不倫をしている人は必ず尻尾を出すのでその現場をとらえます。」


◆車内不倫は異常なほど車体が揺れる
――なるほど、「不倫をしていない証拠が撮れない」というのも、不倫行為の裏付けなんですね。



北川「そうですね。そうやって核心に迫る証拠を少しづつ集めていきます。他に証拠写真を撮るのに苦労するのは車内ですね。窓ガラス越しに車内の様子をカメラにおさめるのは難しく、下手をすると気づかれてしまうので直接的な証拠写真を撮るのが厳しいんです」


――では、車内不倫の場合も決定的な写真は撮れないのですか。


北川「窓ガラス越しに行為の現場を撮るのは難しいので、行為が想像できる写真・動画を撮ります。車内不倫で一番確実なのは動画なのですが、車内で行為を始めると異常なほど車体が揺れるのでその様子を遠くからおさめます。他には運転席・助手席に乗っていた人たちが後部座席へ移動した瞬間などですね」


◆深夜のお墓で車内不倫するカップル
――たしかに、異常に車体が動いたり二人で後部座席にいたとなれば、言い逃れはできませんね。



北川「そうなります。車内不倫をする人たちは、人気のないところに車を停めることが多いのですが、一度深夜に車のあとを追いていったらお墓にたどり着いたことがあります。深夜のお墓近くで待機するのはめちゃくちゃ怖かったです。たしかに誰もこないと思うので、密会するには適していると思いますが、何もこんなところでと思いました」


 お墓の近くで待機するのも、写真を撮るのもあまりいい気はしないものです。一方でゴルフ場でもお墓でもどんなところでも確実に証拠をおさえようとする探偵さんたちのプロ根性に脱帽です。そして、そんなところで不倫するの!?と驚きは隠せません。


【取材協力】
北川舞子(きたがわ・まいこ
VIVID女性探偵社(キタガワ万博株式会社)・代表取締役。大手調査会社2社を経て、独立10年目。現在は二児の母としても奮闘中。別名、ママ探偵として、依頼者が抱える不倫問題や夫婦の想いに寄り添いながら、解決に導く。インスタグラム「#ママ探偵」にて不倫問題のアドバイスもしている。インスタグラム@mama_vivid


<取材・文/瀧戸詠未>


【瀧戸詠未】ライター/編集者。趣味は食べ歩き・飲み歩き。



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