【家電コンサルのお得な話・52】 前回の家電量販店オープンセールに続き、今回は「クローズセール」について記載する。クローズセールは基本的に展示在庫の処分であることが多いため、価格という面から見た場合、オープンセールよりもお買い得になる商品が多い。ただ、購入後のトラブルが多いのも実はクローズセールでの購入の特徴なので、注意すべきポイントを整理しよう。

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●基本は在庫なし、通電商品の確認も



 折角のお得に購入した満足感を台無しにしないためにも、クローズセールの「購入時の注意ポイント」を図にまとめた。

 まず、(1)の「売り切れ」であるが、改装・撤収のためのクローズセールであり、当然のことながら商品の補充をするほどの在庫はないため、セール初日に売り切れる商品も多い。

 「もう少し待っていたら、さらにプライスダウンするのではないか」という期待を抱いてセール終了間近にいくと、売れ残りの小物商品しかないことが多いため、目当ての商品がある場合はセール初日の早い時間に足を運ぶことが望まれる。

 次に(2)の「付属品」と(3)の「キズの有無と動作不良時の対応」の確認である。商品の補充はないと記載したが、それは在庫についての話で、近隣の各店舗の展示現品を集めて一斉に処分するケースも多い。

 そのため、付属品が揃っていない「訳あり価格の商品」もある。例えば、取扱説明書がなく、その時は納得して購入したが、やはり必要となった場合、新たな注文として取り寄せになるだろう。

 また、キズに関しても確認しておく必要があるし、購入後、しばらくして動作不良が判明しても、修理扱いになるのが一般的である。そのため、購入時に「返品や初期不良等はどういった対応になるのか?」を販売員に確認しておくといいだろう。

 最後に(4)の「延長保証の加入検討」であるが、基本的にはどのカテゴリーも加入していただきたいが、「展示の際に通電されていた商品」は特に加入をおすすめする。

 例えば、PCやBDレコーダーのディスクドライブは消耗品ともいえる部品である上、修理になった場合、高額の費用が掛かってくる。PCはほぼ全機種通電されているし、BDレコーダーもテレビセットされていた商品は通電して使用されている可能性が高い。

 他にもテレビや照明器具など、通電されている商品は多く、中には冷蔵庫など意外な商品も通電しているため、購入時に「通電使用されていた商品か?」という確認と延長保証の検討をしていただければと思う。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)

■Profile

堀田泰希

1962年生まれ。大手家電量販企業に幹部職として勤務。2007年11月、堀田経営コンサルティング事務所を個人創業。大手家電メーカー、専門メーカー、家電量販企業で実施している社内研修はその実戦的内容から評価が高い。

クローズセールは改装・撤収のためのイベントであることを念頭に入れよう