50歳までに一度も結婚しない人の割合を示す「生涯未婚率」。2020年の割合は男性26%、女性17%。東京都の場合は、男性人口約690万人のうち約180万人、女性約710万人のうち約160万人が「生涯未婚」という昨今、“親と同居”している社会人は少なくないようです。しかし、大人になっても実家で両親と暮らすのには、メリットデメリットもあるはず……。
今回のTOKYO FM+コラムは、テーマ「都会の独身・実家暮らしのリアルな声」に寄せられたメッセージを紹介します。

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まずは「なぜ実家で暮らしているのか」、その理由から。

「実家が東京都内にあり、職場からも近いんです。結婚する予定もないし、家は一軒家なので自分のプライベート空間もあるし……一人暮らしする理由がない(笑)。まぁ親は早く結婚して自立してくれと思っているみたいだけど」(30代・女性)

一番多いのはこの理由ではないでしょうか。都会で一人暮らしをするのは、お金がかかります。親との関係が悪くなければ、わざわざ家賃を払って一人暮らしするよりも、実家暮らしのほうがはるかに余裕を持って生活ができます。

「実家で暮らしています。うちは兄と姉が結婚して家を出ているので、親が末っ子の僕に『一緒に住んでくれ』と言ってるんです。あと、父親の体調があまり良くなくて……。これから年もとるので、世話の意味でも一緒にいたほうがいいかなって。多分一生独身なので」(40代・男性)

親が高齢になってきて、所帯を持っていない人が頼られる……そんなパターンは少なくないとか。また、親の介護をするために一緒に住んでいるという人も多いようです。

一方で、独身で実家暮らしをして、人生を謳歌している人もいます。

アラフォー女子ですが……実家暮らし、最高です! ごはんは出てくるし、洗濯物はたたまれてるし……。夜勤がある仕事なので、自分で家事をするのはちょっと無理。両親も元気なので、文句を言いながらも色々とやってくれますよ。本当に助かってます(笑)」(30代・女性)

やはり炊事洗濯をやってもらえるという人は実家から離れがたいよう。激務だったり収入が少ない人は、親にサポートしてもらわないと一人では暮らせないというパターンも。

「実家で何不自由ないので……。結婚はしないと思います。メリットを感じられない。地元なので友だちもたくさんいるし、独身のやつらとつるんでいます。寂しさを感じないので、このままでいいと思ってますよ。実家暮らし、ダメですか?」(30代・男性)

この“寂しさを感じない”というのは、現代の未婚化の大きなポイントかもしれません。

もちろん、独身実家暮らしにはデメリットもあります。

「女性と知り合ったとき、実家暮らしだと言うとだいたい引かれます……。やっぱり30過ぎて独身で、親と住んでいるのは婚活にはマイナスポイントでしかないですね。金銭面などの事情があるのですが、上司からも『いい年して、いつまでも親のすねをかじって』とか言われて。だったら、もう少し給料を上げて!」(30代・男性)

実家暮らしというのは、周囲から何かと言われやすい対象のようです。男性の場合は女性にドン引きされたり、“マザコン疑惑”をかけられたりすることもあるそうです。

「実家暮らしですが、家事は私がやっています。就職はしていなくて、短期のアルバイトなどをしているので、家事くらいはしないと……と思って。ただ、親との関係がいいわけではないので、自分の部屋からはあまり出ません。家にいても息苦しくて……。でも、一人暮らしをするほどの生活力はないし、恋人もいないのでここにいるしかないです」(30代・女性)

親との関係はよくないけど、定職に就いていないので仕方なく実家に……出会いもなく、独身のまま……このようなパターンも多いようです。

実家に住んでいる人たちのなかには、さまざまな理由があって、その選択をしている人もいるようです。「実家暮らしは甘え!」「一人暮らしは自立している」とは、一概には言えませんね。みなさんは、どのように思いますか?
大人の「実家暮らし」ダメですか…? 都会の「独身・実家暮らし」の本音