―[絶対夢中★ゲームアプリ週報]―


夏休みの思い出ファミコン!?

 いよいよ夏本番! 大人はあの頃には戻れないですが、夏休みといえば、眠い目をこすりながらラジオ体操に行って、帰ってきてイヤイヤ宿題。そのあと学校のプールに行ったり、チャリンコで爆走したり……。そして忘れてはいけないのがファミコン! 普段は1日1時間だったファミコンを、ここぞとばかりに遊んだという人も多いのではないでしょうか?

 今回のコラムは、夏になると個人的に遊びたくなるファミコン4選! みなさんの夏の思い出カセットは何ですか?

◆『高橋名人の冒険島』

ハドソン1986年

 当時ハドソンの社員ながら、16連射でファミっ子のカリスマとなった高橋名人を冠にした横スクロールアクションアーケードワンダーボーイ』(1986年)の主人公高橋名人に変更したファミコン版が大ヒットしました。

 一部氷面もありますが、全体的にトロピカルな雰囲気。卵を割ると出現するスケボーに乗って高速移動し、バナナメロンを取るのが爽快でした。『高橋名人の冒険島2』(ファミコン1991年)や、アニメも放映された『高橋名人のBUGってハニー』(ファミコン1987年)なんてのもありました。

◆『グーニーズ

コナミ1986年

 先日、映画『グーニーズ』が「金曜ロードショー」で初めて放送され(ゴールデンタイムでは28年ぶり)、Twitterで話題となりました。夏というと『スタンド・バイ・ミー』や『ネバーエンディング・ストーリー』、『グーニーズ』が見たくなりますよね。

 ファミコンの『グーニーズ』は、映画と同じく少年マイキーを主人公にした横スクロールアクション。悪党「フラッテリーギャング」と戦いながら洞窟、海賊船など各面をクリアしていきます。

 映画のテーマ曲をアレンジしたBGMは秀逸。耳栓や耐熱服を取ると冒険がラクになったり、ダイヤモンドなどの隠しアイテムがあったりと、ゲームとしてのワクワク度も最高でした。

◆『けっきょく南極大冒険

コナミ1985年

 暑い夏はゲームでも涼しくなりたいもの。『けっきょく南極大冒険』は、MSX発のアクションゲームスケートの上手いペンギンが、南極大陸にある各国の基地を巡っていきます。ファミコン初期のかわいらしいゲームとして、女子に人気がありました。

 BGMの優雅な「スケーターズワルツ」にのって、見渡す限り氷のフィールドを奥へ奥へと進んでいく。一見単純そうに見えますが、氷の穴やアザラシといった障害物をかわしながら、制限時間内に目的地にたどり着くのはなかなか難しく、1周回れたという強者は意外と少数でした。

◆『スターフォース

ハドソン1985年

 夏休みといえば、ハドソンが開催していたゲーム大会「全国キャラバン」も定番でした。第1回は1985年7~8月に「TDK全国キャラバン」(第3回まで主催はTDK)として全国59会場で行われています。

 このときの公式ソフトが『スターフォース』。参加者は2分間の予選で得点を競ったあと、上位のプレイヤーが決勝へ駒を進めます。ちなみに第2回は『スターソルジャー』、第3回は『ヘクター’87』で行われました。

スターフォース』はスピード感抜群の縦シューティング。初めてプレイしたとき、自機のキレある動きについていけず、いきなり敵に突っ込んだのが懐かしいです(笑)タイトル画面で、1コンと2コンの左上、A、Bを押しながらスタートを押す無敵技もありました。

 タイムマシンが開発される気配はないですし、ファミコンを遊んであの頃に戻ってみてはいかがでしょうか?<文/卯月 鮎>

【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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高橋名人の冒険島