「更年期障害=女性特有」の症状と安易に考えるのは、非常に危険! 男性も発症するうえ、症状に気づきにくいぶん重症化しやすい側面さえある。長引く自粛生活で誰しもストレスを抱えているなか、着実に忍び寄る男性更年期障害の実態とは? 今回は自分でできる更年期障害対策、「食生活」について考える。

◆食生活を変えよ! 男性ホルモンを増やす食材とは?

 男性ホルモンを少しでも増やし、以前の体を取り戻したい。そんな人へ、医師でメンズヘルス専門家の平澤精一氏がまず提案するのは「食事面の改善」だ。

「男性ホルモンコレステロールから作られるので、肉などの良質なタンパク質の摂取は重要。また、ニンニクやネギ、ニラなどのアリシンが含まれた臭いの強い野菜も、男性ホルモンの分泌を促すので、タンパク質と一緒に取ると効果的です。

 あと、牡蠣やレバーナッツなどに含まれる亜鉛も欠かせない栄養素のひとつですね」

◆最強の男性ホルモン飯はTKG

 ただ、忙しい毎日で、栄養バランスを考えて食事するのは難しいもの。そこで、手軽に食べられる男性ホルモン回復食が「卵かけご飯」だ。

「生卵には良質なタンパク質と亜鉛が含まれているので、忙しいときの食事にはぴったりです」

◆自炊しない場合は?

 さらに、コンビニ食や冷凍食品などに含まれる化学調味料は亜鉛を排出する作用があるので、自炊しない場合は、外食先で定食を頼むのがベターだとか。

コンビニよりは、ファミレスや定食屋で、レバニラ定食やニンニクたっぷりのステーキなどを注文するほうがおすすめです」

◆男性ホルモンの回復は可能

 普段の食生活をほんの少し変えるだけで、男性ホルモンの分泌を回復させることは可能なのだ。

メンズヘルス専門家・平澤精一氏】
東新宿のマイシティクリニック院長。早期から男性更年期障害の治療に取り組んできた。保険診療による治療から予防医学まで、常に患者本位の医療を心がけている

<取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/林 紘輝 モデル/小林亮介(古賀プロダクション)>

―[それ、更年期かも?]―


卵は、亜鉛やタンパク質のほか、ホルモンの生成に関わると言われるビタミンDも含まれる。まさに、TKGは完全食だといえる