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母親が息子の等身大の写真をパネルにしてどこにでも持ち運んでいた件

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 留学の為イギリスで暮らし始めたダルトン・ロスは、コロナ禍でアメリカの実家に帰ることもかなわず、ずっと会えずに落ち込む母を元気づけるため、自分の等身大の写真を送るアイデアを実行した。

 これが家の中にあれば自分がいるのと一緒だ。本来陽気な母や家族も笑って楽しんでくれるはず。ところが母親はその一歩先をいっていたようだ。

 母親はその写真をパネル化して様々な場所に持ち運び、ストーリーを作り上げ、Facebookに投稿し大反響を巻き起こしたのだ。

【留学中に母親を楽しませようと等身大の写真を送った息子】

 こちらは母の投稿をきっかけにネットを席巻したダルトン・ロス(22歳)の等身大パネルだ。

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 彼はアメリカのテネシー州ナッシュビルに生まれ育ち、地元の大学を卒業するまで家族と仲良く暮らしていた。だが留学で遠く離れたロンドンへ越してからは寂しがる家族、特に母親を気にかけるようになった。
ロンドンに落ち着いてからは母とのんびり会話することもなくて。それで自分の等身大の切りぬきを彼女にあげたら面白いことになるんじゃないかと

 実はその計画は、留学を決めた時から温めていたアイデアだった。

 たとえその場にいなくてもみんなを楽しませたかったダルトンはさっそく自らの等身大の写真を切り抜き母に送った。

 彼にとってはちょっとしたジョークのつもりの贈り物。ところがそれが身内だけにとどまらなかったことを当時の彼は知る由もなかった。

家どころか外にまで!母親に連れ回されたパネルの記録

 彼いわく「みんながリビングの隅にでも置いてくれるかと思った」という切り抜き。ところがそれはまもなく母親のスーザンさんの独断で一般展示されることに。

 大好きな息子が、自分あてに送ってくれた見事な作品を披露せずにいられなかったスーザンさんは入念な計画を立てたのち、さまざまなところに段ボールで補強した「息子」を連れ回しまくった。

 その記録の一部は以下のようなものだった。

ある時は観客に混じってバスケットボール観戦
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家族との外食にもきっちり参加
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 こうして母親のプラン通りにひとり歩きを始めた「偽ダルトン」はどんどんエスカレート。あらゆるところに出没し、本物以上の存在感をアピールし続けた。

バッティングセンターでは体を張り
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フリスビーもアクティブにこなす
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パネルでもイースターの卵拾いぐらいやれるんやで
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出かけた後はシャワーでさっぱり
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BLTのトレーだけダブルで!
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立ったままで悪いね。みんな楽しんでる?
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縁が無いはずのドクターが「ベビーは順調よ!」と太鼓判
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でもごめん…バレンタインデーは彼女と2人で過ごしたいんだ
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 夜はタブレット代わりの絵本でおやすみだよ!
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本人に知らせず世界に発信した母。息子は敗北宣言

 その後スーザンさんはパネルな息子の行動を本人に知らせることなくFacebookで世界に発信。

 その投稿はただちに反響を巻き起こし、写り込んだレストランからギフトカードが贈呈されるほどのバズりっぷりとなる。

 かくしてダルトンは想像のななめ上いく母のセンスに脱帽。了承なしのシェアをとがめるでもなく「まあ母はもとから面白い人だし、うちは全員ふざけるのが好きなんで」と語り、本領を発揮した母に勝ちを譲ると宣言した。 

 一方で海外メディアのインタビューにFacebokのアカウントは伏せて欲しいと頼み、その後は自ら画像サイトImgurなどにお気に入りの写真を投稿したりしている。

この件に関する海外の反応は...

・お母さんやるねえ!

・息子もポジティブだ

・でも気をつけないとお母さんチョイスの紙の彼女ができちゃうかも

・もういるでしょ。バレンタインデーの彼女が

イースターの写真でバスケットをこっそり持つ手がたまらない

・母ちゃん惚れるわ。ただ者じゃないな。

・自分よりリア充なパネルだと!?

・妊婦さんはきちんと診てもらわなきゃ。

・だよねあれ産婦人科だってわかってひとしきり吹いたわ。

・離れてても家族のイベントに参加できるアイデアとてもいいね!

 
 笑いには健康効果があるともいうが、互いに会えない寂しさもユーモアに変換する親子のエピソードはネットを通じてたくさんの人々に笑顔をもたらしている。

References:upworthy / imgurなど /written by D/ edited by parumo

 
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