28日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、カンニング竹山ら出演者がサーファーへの揶揄とも取れる発言をする場面があり、視聴者の間で波紋を広げている。

 問題となっているのは、27日にサーフィン男子決勝で見事、銀メダルに輝いた五十嵐カノア選手について取り上げている際の一幕。出演者たちは五十嵐選手の偉業を絶賛していたが、その中で五十嵐選手が5か国語を話すことができ、2級飛び級して15歳で高校を卒業しているという学業面での優秀さも紹介された。

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 これに対し、代打MCを務めていたお笑いコンビのおぎやはぎ・矢作兼は「サーファーで頭がいいってちょっとモテすぎだよね」と驚き。しかし続けて、「サーファーってそんなに……ね。地元の先輩を考えると」とサーファーへのネガティブな印象に取れる言い方をし、進行の伊藤利尋アナウンサーが慌てて発言を制止しかける場面があった。

 さらに、出演していたカンニング竹山もこの発言に乗っかり、「本来ならばあんまり頭良かったら駄目なのよ、サーファーって!」と根拠のない発言をし、「それがそんなに優秀な人が……!」と五十嵐選手を絶賛。また、おぎやはぎ・小木博明も「悪い人がなるからね、大体」とコメントしていた。

 しかし、サーファーへの偏見にも取れるこの発言に、ネット上からは「サーファーが頭悪いって決めつけるのひどい」「いくらなんでもひどすぎる」「おめでたい話題でなんでサーファーを貶めるの?」という抗議の声が上がっている。

 五十嵐選手がサーファーへのイメージを覆したことを褒め称えたかったのかもしれないが、あまりにステレオタイプの偏見に、多くの視聴者からの苦言が集まってしまっていた。

カンニング竹山