中国で先日、と勘違いして“濃硫”をグイ飲みしてしまった男性病院に運ばれる出来事があった。幸い男性は一命を取り留めたという。

中国メディア商網などによると、この一件があったのは春節明けの2月7日のこと。陝西で暮らす23歳のさん(仮名)はその日の晩、友人たちの宴会に参加、大量のを飲んでかなり酔っ払った状態で路についたそうだ。

しかし、自宅に着いてもさんは飲み足りないと感じたのか、父親を懇願、父親にあった瓶をさんに手渡すことにした。瓶には半分程度“”がまだ残されており、さんはグイっとひとのみ。っぽにしてしまった。

するとさんに異常が発生。口からにかけてしい痛みに襲われ、嘔吐したのだ。この時になって家族は「じゃなかった!」と気付いたそうで、すぐにさんを病院へ搬送。その病院では膜保護のためにを飲まされ、転院をして治療に当たるよう勧められた。

こうして2月8日午前3時ごろ、さんは西安にある大病院に緊急搬送されたが、すでにショック状態を引き起こしており、血圧すら測れない緊急事態。きわめて重度の中毒性腎症と診断された。

さんが口にふくんだ硫は約150mlで、医師は「硫はすでに彼のをすべて腐食しており、硫腔まで流れ、膜炎をもたらしている」とし、の応急処置をしつつ、午前7時から手術が行われることに。結果、さんは一命を取り留めたもののの大部分を切除するはめになってしまった。

気になるのは、さんが口にした瓶になぜ“濃硫”が入っていたのかということ。これは後に判明したことだが、さんの家族には化学工場で働いている人がおり、自宅用に工場の“濃硫”を瓶に入れて持ち帰っていたことが原因だったという。