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アメリカ在住の女性が、91歳の祖父から送られてきたメッセージを自身のTikTokで公開した。その中には「29歳までに生涯のパートナーを見つけられないと、孤独死することになるってネット記事で見たよ」「ネットでアルコールがたくさん売れているという記事を見たんだけど、飲み過ぎてはいないかい?」などのメッセージがあった。情報社会に翻弄されてしまっているのか、はたまたユーモアなのか。このおじいちゃんの姿には「辛辣さと優しさを同時に感じる」など笑いの声が寄せられている。『Fox News』などが伝えた。

米イリノイ州アルトン在住のメーガン・エリザベスさん(Megan Elizabeth)は今月16日、自身のTikTokで祖父から送られてきたというメッセージを公開した。

そこには「おじいちゃんだよ。29歳までに生涯のパートナーを見つけられないと、将来孤独死する可能性が高いというネット記事を読んだよ。あと3か月で君の誕生日だね。ただこれを伝えたかったんだ。愛してるよ。おじいちゃんより」と書かれていた。

お察しの通りメーガンさんは独身だそうで、純粋に「愛する孫が孤独死だなんて!」と心配したであろう祖父はそのようなメッセージを送ったのだ。

他にも「お酒を飲み過ぎていないことを祈っているよ。ミレニアル世代の人たちは気分が落ち込んでいて、アルコールの売り上げが急上昇しているというニュースを見たんだ」というものや、「体重をキープしているかい? 私たちの家族歴に心臓病があることを忘れないでね」と体調を気遣うメッセージもあった。

そして極めつけに「やあメーガン、おじいちゃんです。他の国がTikTokっていうウェブサイトのデータを使ってアメリカに対抗しようとしているという記事を読んだよ。TikTokを持っているかい? 気を付けてね。愛しているよ。おじいちゃんより」というメッセージを紹介した。

このメッセージにメーガンさんは「TikTokは持っていないから心配しないで」と返信しているが、それをTikTokで公開するというユーモア溢れるセンスを見せつけた。

このあまりにも露骨なメッセージには多くの人が笑ったようで、今月28日の時点で180万件超の「いいね」が寄せられる大反響を呼び、以下のようなコメントが多数届いた。

「このおじいちゃんは失礼なようでとっても愛らしい、君がお気に入りであるということは分かるよ」
「ザ・おじいちゃんって感じだね」
「恐らく1つのメッセージを打つのに20分くらいかけていると思う」
「毎回初めに『おじいちゃんだよ』って打ってるのが可愛い」
「91歳でテキストメッセージができるなんてすごい!」
「なんでこんなに辛辣なのに、同時に優しさを感じるんだろう」

ショックを受けかねない祖父からのメッセージだが、全てのメッセージの末尾には「愛しているよ」と書かれており、孫を愛するが故のものだということがはっきりと分かる。

メーガンさんは「私の家族はみんな皮肉が大好きなので、いつもくだらないことをメールしたり、いたずらをしたり、変なことをしているんです。おじいちゃんが『テキーラが欲しい』とか、『男の趣味が悪い』とかメッセージを送ってくるのは、私にとっては至って普通のことなんです」と話す。

祖父とのやり取りが話題になったことについては笑いながらこのように明かしている。

「コメントには『おかげで最高の一日になったよ』というものや『このおじいちゃんを“養子”に迎えたい』なんていう声もあって、多くの人が私の投稿を楽しんでくれたみたいで本当に嬉しいです。」

「きっと亡くなったおばあちゃんは、私とおじいちゃんのことを笑っているでしょうね。だっておじいちゃんはTikTokで有名になっていることなんて、微塵も知らないですから。」

画像は『meganelizabeth1016 2021年7月18日付TikTok「I’m not crying you are.」、2021年7月16日付TikTok「Shhhh…. He will never know」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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