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きょう29日は大気の状態が不安定で、午前11時50分現在、北陸や東海に発達した雨雲がかかっています。午後は、関東甲信や東北南部でも雷の発生する確率が高くなっていて、空模様の急な変化に注意が必要です。

関東北部や北陸、東海で局地的に雨雲発達

北日本や東日本の上空には冷たい空気が流れ込み、また、南からは暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が不安定となっています。きょう(29日)明け方から朝にかけて、静岡県福井県で「記録的短時間大雨情報」が発表されました。午前11時50分現在も、北陸や東海などには局地的に発達した雨雲がかかっていて、特に福井県では、福井市鯖江市越前市坂井市、越前町に「土砂災害警戒情報」が発表されていて、土砂災害に警戒が必要です。
また、関東から東北南部でも所々で雨雲が湧いていて、特に、関東北部の山沿いや茨城県福島県で局地的に発達した雨雲がかかっています。

午後は天気の急変に注意

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図は、雷の発生する確率を示したものです。きょう午後は、特に東北南部や関東甲信、北陸で、確率が高くなっています。東日本と北日本ではあす(30日)にかけて、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降る予想で、空模様の急な変化に注意が必要です。
あす正午までの24時間に予想される雨の量は、いずれも多い所で、
関東甲信と北陸で、100ミリ、
東北で、80ミリ となっています。
また、31日正午までの24時間に予想される雨の量は、いずれも多い所で、
関東甲信、北陸、東北で、50ミリ~100ミリです。

雷雲が近づくサイン その時どうする?

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雷雲が近づくサインは3つ。「日中なら真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。
雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた落雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。
単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで「雨雲レーダー」をチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。

北陸や東海に発達した雨雲 午後は関東甲信でも「発雷確率」高い 天気急変に注意