マンチェスター・Uを率いるオーレ・グンナー・スールシャール監督が、今夏加入するフランス代表DFラファエルヴァランについて言及した。28日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 マンチェスター・Uは27日、ヴァランの完全移籍でレアル・マドリードと合意に至ったことを発表。イギリスメディア『BBC』によると、移籍金は3400万ポンド(約52億円)で、ボーナスを含めると最大4200万ポンド(約64億円)で交渉がまとまった模様で、メディカルチェックと契約の条件面がまとまれば正式加入となる。

 2011年夏からレアル・マドリードプレーしていたヴァランは、在籍10シーズンで公式戦360試合に出場。ラ・リーガでは3度の制覇、チャンピオンズリーグ(CL)では3連覇を含む4度の優勝など、18のタイトル獲得に貢献した。

 スールシャール監督はヴァランの加入がチームに大きな違いをもたらすことを強調しつつ、「もちろん、レアル・マドリードと合意に達することができて嬉しく思っている。メディカルでも問題がないことを願っている」と喜びを口にした。

「彼は証明された勝者だ。私たちが長年追っていた選手でもある。サー・アレックス(・ファーガソン)が彼との契約に非常に近かったことも知っている。そして、今回はキャリアの終盤に差し掛かった彼を獲得することができた。彼はキャリアを通して成長を続けていて、なんといっても素晴らしい人物でもある。プロフェッショナルであり、勝つべきものに勝ってきた」

「2人の選手を迎え入れることができてとても嬉しく思っている。クラブは野望を見せ、世界で最も楽しみな若手FW(ジェイドン・サンチョ)と、最も尊敬され、最も勝利を収めているCBを獲得することができた。私たちは様々な方法でプレーする方法を持っている。ラファエルも様々な方法でプレーできると思う。彼が来るのを待ち切れないね」

マンチェスター・Uのスールシャール監督 [写真]=Getty Images