コリィ・テイラーが、新型コロナウイルスを他人にうつす危険性があることを知りながら、コンサートに参加する人々を非難している。

スリップノットのフロントマンであるコリィは、自身のソロツアー後、今年はバンドと共にアメリカでツアーを行う予定だが、「新型コロナウイルスワクチン接種を受けるのは“悪魔との契約”」と考える反ワクチン主義者を辛辣にとがめている。

ヘビーメタルやヘビーロックのニュースサイト「ヘビー・コンスクエンス」でコリィは、こう語る。

ワクチン接種が悪魔との契約であるかのように人々が振舞っている」
陰謀論的なエコーチェンバー現象のせいで、あまりにも政治的に扱われ、制御不能になっているから、人々はこれらのワクチンに関する全ての情報がインターネットで見つけられることを忘れているよ」
ワクチンが悪者扱いされ、陰謀論にまで発展しているのだから、人々がワクチンを恐れるのは分かるけど、間違った人々の声を聞き過ぎだ」

また、コンサートに参加するためのワクチンパスポート提示は正しいことなのかという質問に、コリィはこう答えた。

「義務付けるべきではないけど、もし人々に病気をうつす危険性があるのなら、コンサートに行くべきじゃないよね。それが常識だ。それでも、もし人々を危険にさらすというのなら、全くの愚か者だ。そんな人は入場させるべきじゃないよ」
「俺には常識だけど、最近は常識があまりないからな」

そんなコリィは以前にも、自分や他の人をウイルスから守るためのマスク着用を拒否する人々を糾弾、自身がステージ上で様々なグロテスクなマスクを身につけて活動していることをふまえ、「俺がスリップノットのコンサートで2時間もマスクを付けていられるなら、みんなは5分くらいマスクを付けられるだろう。本当にバカげてるよ」と嘆いていた。