トッテナムは28日、フットボールリーグ1(イングランド3部)のMKドンズとプレシーズンマッチを戦い、3-1で快勝した。

先日、フットボールリーグ2(イングランド4部)に属するコルチェスター・ユナイテッド戦で新体制初勝利を収めたトッテナムは、MFデレ・アリの古巣であるMKドンズ相手に連勝を狙った。

MFデレ・アリやFWルーカス・モウラ、FWソン・フンミン、FWステーフェン・ベルフワインに加え、プレシーズン初出場のDFセルヒオ・レギロン、DFマット・ドハーティがスタメンを飾ったトッテナム

開始5分にはいきなり最終ラインの背後を取られてGKアルフィーホワイトマンファウルでPKを献上。しかし、ここはMFマット・オリリーのPKをホワイトマンが見事なセーブで阻止した。

若手GKの好守で流れを掴んだトッテナムは、個で優位性をもたらす3トップを起点に再三の決定機を作り出すが、決定力を課題とするベルフワインは最後のところだけうまくいかない。

それでも、35分にはルーカスからの絶妙なスルーパスにオフサイドラインぎりぎりで抜け出したソン・フンミンが冷静にGKとの一対一を制し、先制に成功した。

1点リードで折り返した後半も試合の主導権を握るトッテナムは、57分に見事な仕掛けで中央を突破したルーカスからのスルーパスに抜け出したソン・フンミンがGKとDFを引き付けて中央でフリーのデレ・アリにプレゼントパス。これをデレ・アリが古巣のゴールへ難なく流し込んだ。

その後、メンバーを入れ替えながらもMFオリヴァースキップルーカス、ベルフワインらが輝きを放つトッテナムは、81分に相手のビルドアップのミスを突いたルーカスが一人ショートカウンターの形からトドメの3点目を奪取した。

その直後にはセットプレーの流れから1失点を喫したものの、2戦連続全く同じ名前がスコアシートに並んだトッテナムが3-1の快勝を収めた。

同試合後、クラブ公式チャンネルのインタビューに応じたヌーノ・エスピリト・サント監督もチーム全体のパフォーマンスに満足感を示している。

「良い内容だったね。とりわけ、少年たち(アカデミープレーヤー)はハードワークを見せてくれた。今日も、彼らはよくやってくれたよ。ボールの動かし方、ラインの速さ、ポゼッションなど、良い動きをしていた」

「ただ、我々はより多くのゴールを奪う必要があった。より多くのゴールを決めることができれば、より良い気分になり、より自信を持つことができるからだ。とにかく、チャンスがあれば、それをモノにしなければならない」

格下相手にきっちり連勝を飾ったトッテナムは来月初めにチェルシーアーセナルとのプレシーズントーナメントを戦った後、8月16日に昨シーズンの王者であるマンチェスター・シティとのプレミアリーグ開幕戦に臨む。

MKドンズ 1-3 トッテナム
【MKドンズ】
フリーマン(84分)
トッテナム
ソン・フンミン(35分)
デレ・アリ(57分)
ルーカス・モウラ(81分)

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