“「チョーヤ梅酒」のCMの美女は誰?”と話題になった、宮本茉由。放送中の土曜ドラマ「ボイスⅡ110緊急指令室」(日本テレビ系)では優秀な若きECU副室長の山城早紀を演じており、聡明な雰囲気の彼女とピッタリ。しかし、その素顔には意外性が詰まっていた。

「ボイスⅡ」に出演する宮本茉由

■宮本茉由インタビュー

「男の子みたいな幼少期でした。中学生からクラシックバレエに加えて、バレーボールも始めたんですが、小さい頃からスポーツが得意だったわけではなくて。ポンコツな私を見た父から、それじゃダメだと教育を受けました。例えばプールに行けば必ず200m泳ぐように言われ、公園のブランコもちゃんとこげないと怒られました(笑)。おかげである程度の運動はできるようになりました」

ポンコツとは意外な自己評価だ。

「やったことがないことは全然ダメなんです。バレエはしてきましたが、ヒップホップ系のダンスをすると変な動きをしてしまう。その動画を友達に送ったら、ツラいときに見ているとなんだか元気が出ると言われました」

■お芝居の経験が“成長のきっかけ”

芸能界入りのきっかけは、大学在学時に受けた'16年の「第1回ミス美しい20代コンテスト」。

コンテストで審査員特別賞をいただき、このお仕事で初めて夢が叶ったのは『CanCam』の専属モデルが決まったときでした。翌年、ドラマにも挑戦させていただきさらに世界が広がりました。印象に残っているのは『東京独身男子』('19年テレビ朝日系)のバーテンダーの役です。みんなにいいねと言っていただけたので、印象に残っています」

自分自身で気に入っているのは、現在演じている「ボイス2」の山城早紀。

「長ゼリフがあるシーンはいつも以上に集中しているので終わったときは達成感がすごくて。テストでは『よし! 言えたぞ!』という安心した顔をしてしまったので、本番では気を抜かないよう頑張っています。早紀は一見クールですが、熱意や優しさがないわけではないんです。実は仕事に情熱があって誰よりもECUメンバーメンバーのことを考えています」

●みやもと・まゆ='95年5月9日生まれ、秋田県出身。オスカープロモーション所属。'16 年「第1回ミス美しい20代コンテスト」で芸能界デビュー。'20年チョーヤ梅酒 「The CHOYA」のCMキャラクターを務めた

取材・文=及川静

「ボイスⅡ」に出演する宮本茉由/撮影=下田直樹