7月29日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で、俳優の梅沢富美男が静かな怒りを露わにした。この日、東京都新型コロナウイルス感染者数が過去最多の3865人を記録。前日の28日、初の3000人超えについて、菅義偉総理大臣は「お答えすることがない」と取材対応を拒否している。

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 梅沢は「こんなこと俺たちがどうのこうの言ってもしょうがないんじゃない。こうなることはわかっていたんだと思うよ。だってどの人たちでも、学者でもお医者さんでも、いろんな人が4000人くらい行っちゃうんじゃないのという話は前々から言っているはずだから。この番組でも俺は言ったはずだよ」と静かなトーンで話し始めた。続けて、「責任取りたくないから、質問は1つだけとか言ってるんじゃない。自分たちでも何も言うことがないんじゃない」とツッコミも入れていた。これには、ネット上で「淡々としてるけど梅沢、本当は激怒してると思う」「何も言うことがないっていうのはまさしく」といった声が聞かれた。

 さらに、緊急事態宣言の発出地域が大阪府ほかに拡大され、東京都沖縄県の宣言期間が延長されることには「国民はずっと緊急事態宣言だなと思っているから。本当に何か説明しないと。何で増えたのかどうなのかっていう。そのためにオリンピックなり何なり発信したわけだから」と政府の説明不足を指摘。

 オリンピック期間中の首都高速の値上げについても「これをテレビ局が取り上げたか?しらっとしている。変な話じゃん。上げる意味がわからない」「無観客でやるのに高速代なんで上げるのさ。オリンピック中に1000円上げる意味がわからない」と強烈なツッコミを入れていた。これにも、ネット上で「梅沢、目の付け所が鋭いな」「こういう批判精神こそ大事だと思う」といった声が聞かれた。

梅沢富美男