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白血病の子供を励ますため、15000人のバイカーが終結、家の前を行進する
 ドイツで、末期のがんと診断された6歳の少年を励ますために、15,000人以上のバイカーが集結し、パレードが行われた。

 ニーダーザクセン州ルハウダーフェーンに住むキリアンくんの両親は、医師から末期であることを告げられ、彼のために何かしてあげられないかを考えた。

 キリアンくんはバイクが大好きである。そこで、両親はTwitterで市内のバイカーに呼びかけ、何台かで家の前をバイクで通り過ぎてくれるようお願いした。

 このつぶやきはドイツ全土に広まり、予想をはるかに超える15000人以上のバイカーたちが集まり、一大パレードとなったのだ。

【末期がんの子供の為に、バイクで走る姿を見せてほしい】

 6歳の息子、キリアンくんが末期のがんであることが分かった両親はひどくショックを受けたが、彼のためにできることを何かしてあげたいと思った。

 そこで彼が大好きなバイクをたくさん見せることで、すこしでも元気になってもらおうと、Twitterで市内のバイカーたちに呼びかけた。

 父親は30人くらいのバイカーたちが来てくれたら御の字だと思っていたのだが、その予想は大きく覆されることとなる。

Krach fur Kilian

15000人以上のバイカーたちが少年の為に結集

 このTwitterの呼びかけは、一般のバイカーのみならず、ドイツ全土の多くのバイククラブのメンバーの元まで届いた。

 キリアンくんを励ましてあげたいと願うバイカーの数は膨れ上がり、その思いに賛同した地元の自治体、警察署、消防隊、ドイツ赤十字社が支援、同行し、日時を定めた一大パレードが開催されることとなった。

 7月24日12時30分、ローダーフェーンのマーケット広場に集まったバイカーの数はなんと15000人を超えた。

 「Noise for Kilian(キリアンにバイク音を)」と名付けられたこのパレードは、3時間後に終了したという。
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 中にはキリアンを励ますメッセージを持って走り去っていくバイクも。沿道では多くの人々が通過するバイクを拍手で出迎えた。
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 途中交通渋滞が発生したり、バイク4台の追突事故が発生(バイカーの1人が手首に軽い負傷)するも、バイカーたちは節度を持った運転をしており、警察は参加者のサポートや配慮に感謝したという。

 キリアンくんにとっては忘れられない思い出となったろう。

24.07.2021 Rhauderfehn: "Krach fur Kilian"

 
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15000人以上のバイカーが集結!バイクが大好きな末期ガンの少年を励ますためのパレードが行われる