米時間27日、アメリカ子ども向けアニメ番組『スポンジ・ボブ』の主人公モデルとなった海の生物の姿が海底で捉えられた。その写真にはアニメで親友として登場するヒトデの姿も隣に写っており、「実写版の撮影かな?」などと驚きの声が寄せられている。『New York Post』などが伝えた。

話題の写真は、米アメリカ海洋大気庁「National Oceanic and Atmospheric Administration(NOAA)」と共同で調査を行った海洋科学者のクリストファー・マーさん(Christopher Mah)が自身のTwitterで公開したものだ。

クリストファーさんはマンハッタンから東へ200マイル(約321キロ)ほどの場所にある海底の山「Retriever seamount」付近で、遠隔操作型の海底探査機を用いて最新の調査を行っていた。

投稿には「普段はこのような投稿は避けるようにしているのですが…現実世界のスポンジ・ボブパトリックです!」と書かれている。

スポンジ・ボブはその姿や色から、“食器用のスポンジ”や“チーズ”をモデルにしたキャラクターだと思い込んでいる人も多い。しかし実は、海の生き物である“海綿”がモデルになっていると公式ウェブサイトが明かしている。

海綿とは、海中で岩などに群体を作って付着している海綿動物門に属する水生動物の総称だ。食器用のスポンジはこの海綿動物の構造を参考にして作られているため、姿形がそっくりだという。この海綿そのものを加工して作られた商品も存在し、“天然海綿スポンジ”と呼ばれている。

そして“パトリックPatrick)”は、アニメの中でスポンジ・ボブ大親友として登場するキャラクターであり、ヒトデモデルとなっている。スポンジ・ボブは鮮やかな黄色、パトリックピンク色の姿が特徴的で、クリストファーさんが投稿した写真にはその色まで忠実に再現したかのような2つの海の生き物の姿が隣り合って写っているのだ。

あまりにもアニメそのままのツーショットに、「実写版の撮影中かな?」「色もそっくりなのがすごい」「これは面白い発見だ」「2人の友情は本物だったのか!」など多くの人が驚きの声をあげている。

またアニメの中ではスポンジ・ボブパトリックも洋服を着ているため、画像を加工して洋服を着せるなどアニメの姿に近づける人も現れた。

クリストファーさんによると海綿は8500種類以上存在し、6億年も前から存在しているという。柔らかい砂の上か、固い岩の上に生息しているのかによって形や質感が異なるというが、スポンジ・ボブのように四角い形をした海綿はほとんどいないそうだ。

海綿は深海の生物は太陽の光がほとんど届かない薄暗い環境でカモフラージュをするため、ほとんどがオレンジや白い色をしているという。しかし今回発見した海綿は珍しい鮮やかな黄色をしていたことから、クリストファーさんも驚いている。

隣にいるヒトデは“Chondraster”と呼ばれる種類で、その色は暗めのピンク、明るめのピンク、白などがあるそうだが「今回のヒトデパトリックを強く連想させるような明るいピンク色でしたね」とクリストファーさんは話す。

アニメの中では親友として仲良くしている2人だが、ヒトデは大人しそうなその見た目とは裏腹に肉食動物であり、好んで海綿をエサとして食べてしまうという。数日前の同様の調査において海綿がヒトデに捕食された姿が確認されており、今回のツーショットは海中での弱肉強食の瞬間を捉えたもののようだ。

画像は『New York Post 2021年7月29日付「Real-life SpongeBob SquarePants and Patrick Star spotted in Atlantic」(Nickelodeon / Courtesy: Everett Collection)』『Christopher Mah 2021年7月28日Twitter「*laugh* I normally avoid these refs..but WOW.」』『snowskatermn 2021年7月31日Twitter』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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