軍務に就く人であればまず入隊時に、そして入隊後も常に機敏に動けるようにトレーニングを積み重ねていることだろう。しかし南アフリカには、軍用トラックに乗り込めない隊員もいるようだ。『TimesLIVE』などが伝えている。

7月初めに南アフリカのハウテン州、クワズール・ナタール州で起こった無政府状態の暴動では、南アフリカ国防軍(SANDF)から何千人もの隊員が出動して鎮圧した。さらに彼らは、盗まれた物品を回収するために現在も活躍している。そんな中、隊員の一人が軍用トラックに乗ることができず、手こずっている様子を捉えた動画がソーシャルメディアに投稿された。

女性と思われるこの隊員はトラックのステップに足を乗せ、そのまま勢いで体を持ち上げてトラックに乗り込もうとしている。軍隊に所属しているのであれば簡単にできそうなこの動作だが、彼女には難しかったようだ。やや太り気味の女性は自分の体重ですら持ち上げられないようで、それを見かねたのか後ろに立っている仲間が下から支えてトラックに乗せようとするのだが、思うように動けない。結局、双方ともに諦めており、これには動画の撮影者も笑いをこらえきれなかったようだ。

この動画が7月27日に投稿されると、大きな反響を呼んだ。ユーザーは「信じられない」「彼女は自分の足を洗えないはず」「軍用トラックにパワーゲートをつけるべき」と隊員の体力のなさを笑ったが、一方で「入隊時に体力検査はなくなったのか」とこの隊員は「不適格なのではないか」と非難し、軍が厳しい基準を持っているのかどうかを疑問視する声もあがっている。それでも軍隊が今回の暴動を鎮圧してくれたことに対して感謝するコメントも見受けられた。

画像は『Greg Davies 2021年7月27日付Twitter「More footage of the crack #SANDF troops , we are safe .」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN

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