アメリカ・ポートランドに拠点を置くPanic7月30日(金)、同社が開発するクランク付き携帯ゲーム機Playdateの先行予約の受付を実施した。開始と同時に申し込みが殺到し、初回生産分が20分以内で完売するという異例の人気に本機への高い期待が露わとなった。

 同社によれば、初回分として生産された2万台の「Playdate」はわずか17分で完売したとのこと。初回生産分は2021年内の出荷が伝えられている。予約自体は現在も公式サイト上(英語対応のみ)で受け付けており、以降は2022年の出荷となる予定だ。

 また、予約開始時には日本を含む国際間での注文がサーバーエラーにより一時機能しなくなる障害も発生。システムを担当するパートナー会社の別クライアントが同時刻に大型商品を発売したのが原因であるとPanicは明かしている。トラブルに見舞われ予約を完了できなかった者には何らかの対応を行う方針も告げた。

 この多くの人気を受け、同社は今後の予定をTwitterで発信。生産工場と改めて会議の機会を設けるほか、本機向けのゲームを作れる開発ツールPlaydate SDKやコード不要のクリックのみで開発可能なブラウザエディタ「Pulp」のリリースに注力する意向などを伝えた。

 「Playdate」は、シーズン制によるタイトル配信を導入したクランク(手回しレバー)付き携帯ゲーム機。毎週2本のゲームを12週間にわたり無料配信し、計24タイトルが提供される予定。価格は税別179ドル(約1万9700円)となっており、海外からの発送には別途送料を要する。

ライター/dashimaru

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