連日多くのオリンピック関連のニュースが流れる中、女子ホッケー試合中のカメラワークが全世界の視聴者を困惑させたようだ。リプレイ映像が流れた後に会場を映そうとしたカメラが、なぜか1匹のゴキブリをクローズアップして映し出したのだ。突然の謎の映像に視聴者は驚いたものの、プロの仕事によってキレイに映し出されたその姿に「自然写真家になりたかった人かも」などの声があがっている。『Insider』などが伝えた。

話題となっているのは7月26日東京オリンピックホッケー女子予選リーググループBアルゼンチンスペインの試合を撮影していたアルゼンチンのスポーツ番組『TyC Sports』のカメラマンが捉えた映像だ。

試合は当時、1-0でアルゼンチンが優勢のまま残り時間は5分となり、アルゼンチンは全力で守りに、スペインは逆転を狙って猛追する接戦を迎えていた。

実際に放送されていた中継映像はプレーリプレイが終わり、カメラが会場の様子を映し出そうとしたところだった。しかしここでカメラは選手たちの姿は映さず、なんと会場の隅をカサコソと動く1匹のゴキブリの姿を捉えたのだ。

画面にはゴキブリ1匹しか映っておらず、それは約5秒間続いた。映像は実況付きのもので、スペイン語で「ゴキブリです」と実況者の声も入っている。

この映像がTwitterユーザー「man」さんによってシェアされると、今月2日の時点で850万回以上の再生回数を記録し、試合を見守っていたファンたちは謎の映像に困惑しながらもジョークを交えた以下のようなコメントを寄せた。

「ゴキブリにこんなに長く時間を割く必要はないでしょ」
「スポーツメディアの仕事に就いて、そのスポーツに興味が無いとこうなります」
「この小さい奴に金メダルをあげよう」
オリンピック史上初の節足動物代表かな」
「制作チームの遊び心がいいね」
「日本のゴキブリを見るのも珍しいことだと思うし、私でも映しちゃうかも」

またプロの仕事を証明するかのように美しい角度で捉えられた映像には、『ナショナルジオグラフィック』を連想する人が多数おり「本当は自然写真家になりたかったけど、オリンピックで仕事をしている人だね」「オリンピックから『ナショナルジオグラフィック』の番組に早変わりだ」といった声も見受けられた。

ちなみにこの試合はアルゼンチンが優勢のままゴールを重ね、3-0でスペインに勝利した。

画像は『man 2021年7月27日付Twitter「??」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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