現地時間2021年8月2日、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で首位を獲得し、カーディ・Bが大ブレイクするきっかけとなった「ボダック・イエロー」のミュージック・ビデオのYouTube再生回数が10億再生を突破した。カーディは先日、同MVがわずか1万5000ドル(約163万円)で制作されたことを明かしていた。

 カーディの楽曲(ゲスト参加した楽曲を含む)のMVの再生回数が10億回を超えるのはこれで3作目となる。彼女は、2019年にフィーチャリング・アーティストとして参加したマルーン5の「Girls Like You feat.カーディ・B」で初めてこの快挙を達成しており、同年にバッド・バニーとJ.バルヴィンをゲストに迎えた自身の「I Like It」でも10億再生を記録している。3曲とも“Hot 100”でNo.1に輝いた楽曲だ。

 カーディが直近で“Hot 100”に送り込んだ楽曲は、フィーチャリング・アーティストとして参加したノーマニの故アリーヤをサンプリングした「Wild Side」で、最高15位をマークした。ノーマニは、以前カーディとメーガン・ザ・スタリオンによる大ヒット曲「WAP」のMVで人気をさらい、カーディもお返しとして振り付けが印象的な「Wild Side」のMVに出演している。

 カーディの「ボダック・イエロー」は2017年にリリースされた楽曲だが、その約30年前、YouTubeがまだ存在していなかった1987年にリリースされたリック・アストリーの「ギヴ・ユー・アップ」(英題:Never Gonna Give You Up)のMVも、先週10億再生を突破したことが発表された。“リックロール”と呼ばれるインターネット・ミームでも話題の同曲と「ボダック・イエロー」に多くの共通点はないが、2曲とも“Hot 100”で首位に輝き、両アーティストのキャリアをスタートさせた楽曲となっている。

カーディ・B、「ボダック・イエロー」MVが10億再生を突破