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つぶらな瞳でおとなしく、アルプスでは救助犬としてもおなじみのセント・バーナード。白地に茶色の模様が人気の大型犬です。宇宙生物学者で博士であるステファニーさんの愛犬セント・バーナードの「オリーブ」ちゃんも、以前は白地に茶色の模様だったのですが......手術を終えて自宅で一晩過ごしたら、とんでもない色合いになってしまったとTwitterで話題になっています!一体、何が起きたというのでしょうか?

首まわりがオリーブ色に!?

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なんと「オリーブ」ちゃんの首もとが、自分の名前と同じオリーブ色に変色してしまったそうです。しかもたった一晩でこんな状態になってしまったとのこと。これには飼い主のステファニーさんもビックリです。

実は、オリーブちゃん、手術を受けて、体を保護するために犬用エリザベスカラーをつけていました。

その根本がなぜか緑色に変色。手術と何か関係があるのでしょうか?

その謎については、さすが学者のステファニーさんです。すぐさま科学的な根拠を突きとめることに成功しました。

その原因は…...

原因は酸化した“よだれ”!?

image:pixabay ※酸化した仏像

なんと、オリーブちゃんの首もとがオリーブ色になってしまった原因は“よだれ”でした。

じつは犬のよだれは、化学反応によって赤くなるそうです。それは、鉄成分がよだれに含まれるから。鉄は空気に触れると、酸化して赤くなりますね。

飼い犬の口もと近くの毛が赤くなっているのを見たことある人も多いはず。これは「よだれ焼け」と呼ばれる現象で、よだれに含まれる鉄成分のしわざなのです。

エリザベスカラーを巻かれたオリーブちゃん。飲み食いが上手にできず、エリザベスカラーの内側によだれが溜まっていたようです。溜まったよだれに含まれた鉄成分が、見事な化学反応を起こしてしまったのでした。

とはいえ、空気に触れた鉄は赤く変色するはず。オリーブ色になってしまったのはなぜ!?その原因は、オリーブちゃんの寝ぞうにありました。

お腹に首を乗せ、うずくまった姿勢で寝ていたので、首もとの体毛に触れる空気が限りなく少なくなっていたのです。

よだれに含まれた鉄は、湿った状態のまま酸化していきその結果......

バクテリアが酸素を消費、首まわりの体毛は赤くならず、オリーブ色になってしまったという訳でした。

オリーブ」ちゃんの緑色が進行してしまうと、ゆくゆくはガ〇ャピンのように全身緑色になってしまうんじゃないかと心配しました。原因が判明したので、これで安心ですね。

Source:デイリー・ミラー



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