アメリカで、外科医の夫が起こした妻との婚姻無効を訴える訴訟に多くの注目が集まっている。妻は結婚する前から夫に隠れて高級コールガールの仕事をしていたことが裁判所の文書で明らかとなった。『The Daily Star』『The Sun』などが伝えている。

ニューヨークの米国特別外科病院(Hospital for Special Surgery)に勤務する外科医のハン・ジョ・キム医師(Han Jo Kim、41)と妻レジーナターナーさん(Regina Turner、32)との離婚騒動が、関心を集めている。

キム医師は脊椎外科の名医として知られており、一方で妻ターナーさんは2011年の元ミス・コネチカットという輝かしい称号を持つ。アメリカで著名人の離婚話などさほど珍しいことでもないが、キム医師側が裁判所に提出した文書によりターナーさんが「高級コールガールとして二重生活を送っていた」ことが明らかとなり、メディアが注目することとなった。

夫婦は2015年11月27日に結婚し、5年にわたって生活を共にしている。夫婦はニューヨーク市内にある650万ドル(約7億900万円)のマンションで暮らし、他にも同州ロングアイランドに250万ドル(約2億7000万円)の家を所有していたという。年収が320万ドル(約3億5000万円)以上とも言われるキム医師は、ターナーさんに金銭的には何不自由ない生活を提供していたようだ。

しかし2020年12月のこと、キム医師がコンピュータを使用している際にターナーさんに宛てられた「iMessage(アイメッセージ)」に気づいた。それは他の男性と性的な関係があることが明らかに分かるような内容だったという。不審に思ったキム医師がターナーさんについて調べたところ、次々と妻の不貞を知ることとなった。

さらにターナーさんの個人的な口座には、2015年から2021年までの間に合計67万5030ドル(約7400万円)もの入金があったことが判明した。送金元はニュージャージーの大手不動産会社の幹部やイギリスの照明デザイン会社などで、1万ドル(約110万円)単位で入金があったという。

ところがターナーさんはキム医師に対して「自分はいかなる収入も得ていない」と話していたそうだ。だがキム医師は、ターナーさんが結婚前からコールガールとして報酬を得ていたことを突き止め、彼女が自分に対して詐欺行為を働いたとして婚姻無効の訴えを起こした。裁判所に提出された文書には、ターナーさんがキム医師の妻という立場でありながら、富豪相手に高級コールガールとして二重生活を送っていたことが記されていた。

またターナーさんは度々女性の友人と旅行に出かけることもあり、他にも自分が開発したスマートフォン用のアプリケーション開発のため頻繁に中国へ仕事と称して出かけていたとのことだ。しかし「実際、このような旅行は彼女が報酬と引き換えに性的サービスを提供することに紐づいていた」と文書にあった。

しかもターナーさんは、自分の経歴を「コネチカット大学に3年間通い、科学を専攻していた」とキム医師に話していたが、実際には高校を卒業すらしていなかったそうだ。そして去る7月26日に行われる予定だった公聴会の前にキム医師の弁護側から「離婚の目処がついた」と発表があり、公聴会は見送られた。

5年間も夫婦として妻を信じてきたキム医師の心の傷は計り知れないが、提出された文書には「明白とは言い難いが被告(ターナーさん)は金銭と引き換えに性的サービスを提供していたことを隠し、原告(キム医師)に対して重大な詐欺行為を働きました。はっきり言えることは、もし原告が被告の真の姿を知っていたならば結婚はしていませんでした」と書かれていた。

画像は『The Daily Star 2021年7月27日付「Top surgeon divorces beauty queen wife after uncovering her ‘secret life as escort’」(Facebook)(WireImage)(Linkedin)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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