旧世代ハードからさらに進化を果たしたプレイステーション5Xbox Series X|S。両ハードともに発売から約9ヵ月が経過し、ハードの性能を活かしたゲームも徐々にリリースし始めている2021年8月。ついにレースゲームでも、新世代機向けのタイトルが登場することとなった。

 『DIRT5』は、オフロードレースを題材とした人気シリーズ『DIRT』シリーズの最新作。2020年11月6日に海外版が発売され、このたび2021年8月5日についに日本国内版が登場。対応機種はプレイステーション4、プレイステーション5Xbox Series X|SXbox Game Passにも対応している。

『DIRT5』

 本稿では、本作のゲーム内容を紹介するとともに、プレイインプレッションを掲載。新世代機の実力をいかんなく発揮したグラフィックと、臨場感抜群のプレイフィールを体感できる『DIRT5』のその魅力を紹介しよう。

 ちなみに、記事内の写真はすべて海外版を使用しているが、国内版は日本語に完全対応している。英語がわからなくても問題なくプレイできるので安心してほしい。

文/リプ斉トン


※この記事は『DIRT5』の魅力をもっと伝えたいKoch Mediaさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。

レースゲーム史上最高峰の臨場感

 砂、雪、氷上など、さまざまな悪路がコースとなる本作。ゲームルールとしてはシンプルで、アイテムや特殊なアクションなどは用意されておらず、頼れるのは自分のドライビングテクニックのみ。そんなレースをさまざまなタイプマシンに乗り込んで走破するのだが、本作でもっとも注目したいのが、ダートレースを体感する臨場感だ。

 まずグラフィックについては、その美麗さはスクリーンショットを見ていただければ理解いただけると思う。新世代機の実力を活かして描かれる美麗なコースグラフィックは、見るだけでもプレイヤーを楽しませてくれるはずだ。

約10種類のロケーションを舞台に、70種類以上ものコースが用意されている。

 レースを進めていくと、徐々にマシンが汚れていく細かい演出にも注目だ。泥ハネが車体に付着するのはもちろん、相手のマシンや壁に激突してしまうと、車体にキズがついてしまう。レースが終了すると表彰される演出が入るのだが、マシンは汚れたまま登場。レースの苛烈さを表現してくれる。

 プレイの最初こそ、「ああ、こんなにキズだらけにしてごめん」と思うのだが、修理費などがかかるわけでもないので、ゲームに慣れてくるとそんなことはまったく気にしなくなるのでご安心。むしろ、ライバルたちと競り合った証拠、キズは勲章と言わんばかりになるはずだ。

 また、今回はプレイステーション5版をプレイさせてもらったのだが、DualSense ワイヤレスコントローラーでのプレイは、これまでに感じたことのなかったレースゲームの臨場感が演出されており、初プレイのときはかなり驚いてしまった。

 まず、L2、R2ボタンに搭載されている“アダプティブトリガーの存在に注目したい。簡単に言うと、ゲーム内の状況に応じて、トリガーを引く強さに抵抗がかかる機能なのだが、それがマシンアクセルブレーキの機能にベストマッチ(L2ボタンブレーキ、R2ボタンアクセルだ)。レース中はトリガーに抵抗がかかり、まるでマシンのペダルを踏み込んでいるかのような感覚が味わえる。

 ゲーム内の状況に合わせてリアルコントローラーが振動する“ハプティックフィードバックの存在も、ゲームの臨場感のアップにひと役買ってくれている。泥道を走ったとき、氷上を走ったとき、壁に激突したとき、それぞれのシチュエーションで細かく振動が変化し、プレイヤーの手に極上の臨場感を与えてくれる。

 さらに、壁やライバルマシンに接触すると、まるでマシンステアリングを持っているかのようにコントローラーリアルな衝撃が届く。R2ボタンのアダプティブトリガーの抵抗が強まり、アクセルに伝わる振動を体感できるというわけだ。

 実際にレースマシンに乗ったことがあったり、レースへの出場経験がある人は少ないだろうが、マシンステアリングを持っているかのような擬似感覚を味わうことができた(筆者はカート操縦経験あり)。

 文章では伝わりにくいのがもどかしいのだが、本作をプレイしてもらえれば、私が書いた臨場感の意味はこれでもかと理解していただけるはずだ。

クルマ好きの琴線に触れる登場車種+フォトモード

 本作は、プレイヤーが乗り込むマシンにも極上のこだわりを感じることができる。登場する車種は、日本人にとってもなじみのあるBMWポルシェアウディー、スバル、三菱などの有名なクルマメーカーや、GMCFIATLOTUSといった海外メーカーマシンがズラリ。トータルで70種類以上ものマシンに乗ってレースを楽しむことができる。

レースを勝ち上がると、賞金を獲得してつぎのマシンを購入可能になる。また、デカールなどの要素もアンロックされる。
現実世界ではなかなか乗れない高級メーカークルマも、本作ならいつでも乗り換えられる。

 本作ではクルマカラーを変えたり、デカールを貼り付けたりといったデコレーションも可能。オンライン対戦も可能となっているので、自分だけのマシンカラーを作って周りにアピールするのも欠かせない要素だろう。

 また、登場するマシンはさまざまな角度から眺めることができる。これは、クルマ好きにはうれしいポイントと言えるだろう。

 観覧中にボタンを押すことでドアとボンネットが開き、エンジンや車内の精巧に作られたグラフィックを確認することができる。

 もちろん、クルマごとにハンドリングのしやすさ、最高速などが細かく異なっている。出場するレースに合わせて、最適なマシンを選択することも、プレイヤーの力量と言えるだろう。

 ここでひとつ触れておきたいのが、レース中に利用できる“フォトモード”の存在だ。これはレース中にポーズすることで、好きな角度からマシンを撮影できる機能。

 撮影中は昼夜を切り換えたり、スポットライトを当てたりと、さまざまなエフェクトを適用して写真を撮影することができる。

シチュエーションが決まったら、コントローラクリエイトボタンでパチリ。

 レース中の何気ないワンシーンでも、フォトモードを起動してアングルを変えてみると、ドラマチックカットへ変貌する。さらに、エフェクトをつけてみたり、フォーカスを変えることにより、ゲームメインビジュアルのような迫力ある写真を誰でも撮ることができるというわけだ。

 クルマ好きには写真を撮ることも好きという人が多いと思うが、現実世界では自分が運転しているクルマを自分で撮影することはできない。しかし、本作では時間を止めて好きなように写真が撮影可能。
 どんなアングル、どんなカットを撮るのも思いのまま。ついつい夢中になりすぎて、レース中であることを忘れてしまうのも、致し方ないだろう。

最後は自分でコース制作! 『DIRT5』の沼はここにある

 遊びつくせないほどの豊富なコースが用意されている本作だが、プレイグラウンド”モードを利用すれば、自分でコースを作成することも可能。平らな土地に豊富なオブジェクトを配置し、自由なコンセプトコースを手掛けられる。

 作成したコースオンライン上にアップロードしたり、逆にほかのプレイヤーアップロードしたコースを走行してタイムアタックを行うことも可能だ。

 すでに海外版は発売となっているため、オンライン上には海外プレイヤーアップロードしたコースがズラリと並んでいる。オーソドックスなコースはもちろんのこと、空中に走路があるなど、まるでアトラクションのようなコースも多数アップロードされている。

 個人的に気に入ったのは、車体が横になるほど急角度な走路をノンストップで駆け抜けるオリジナルコース

 走路から外れるとコースアウトしてしまうため、慎重なハンドリングが要求される。一度でもコースアウトしてしまうと、そこで終了となるシビアさが楽しい。

 ふだんとは異なる感覚でレースが楽しめるのが、プレイグラウンドの魅力。自分でコースを作成したり、ほかのプレイヤーが作ったコースを楽しんだりすることこそ、本作の真の魅力と言えるかもしれない。

 豊富な登場車種とそのカスタマイズ。そして、無限大の可能性を秘めたプレイグラウンド。『DIRT5』は、クルマ好きとレース好きの心を捕らえて離さない、数々の魅力を秘めている。

 “アダプティブトリガー”と“ハプティックフィードバック”のおかげもあり、プレイステーション5版の臨場感はかなりのもの。もし、複数の機種を持っている人なら、ぜひプレイステーション5版を購入してプレイしてほしいところだ。

 これまでにないレース体感を約束する『DIRT5』。新世代機で遊べるレースゲームを探している人は、日本語版が満を持して登場となった『DIRT5』をチェックしてみてほしい。

『DIRT 5』PS版はこちら『DIRT 5』Xbox版はこちら

(C)2021 The Codemasters Software Company Limited (”Codemasters”). All rights reserved. “Codemasters”, “EGO”, the Codemasters logo and “DiRT” are registered trademarks owned by Codemasters. “DIRT 5” and “RaceNet” are trademarks of Codemasters. All rights reserved. Powered by Wwise(C)2006 – 2021 Audiokinetic Inc. All rights reserved. Dolby and the double-D symbol are trademarks of Dolby Laboratories. DTS, DTS-HD, the Symbol, & DTS and the Symbol together are registered trademarks of DTS, Inc. All other copyrights or trademarks are the property of their respective owners and are being used under license. Developed by Codemasters.
プレイステーション5の海外版にて執筆・撮影を行っています。画面はプレイステーション5の海外版のものです。