鳥取県の小学校で、20代の女性教諭が児童に不適切な発言をしたとして処分されたことが判明。その内容が賛否両論となっている。

 女性教諭は今年5月、指導補助を務めていた授業中に、複数の児童に対し、「なめたらぶっ殺す」「調子に乗ったらぶっ殺す」「生意気言ったらしばくぞ」などと不適切な発言をした。鳥取県教育委員会はこの発言が暴言に当たるとして、女性教諭を停職1か月の処分とし、全教職員に対し服務規律と法令を遵守するよう図っていくとしている。

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 女性教諭の発言については「不適切すぎる。こんな暴言を吐く人物がいるなんて許せない」「どんな理由があろうと、殺すという発言は適切ではない」「教員の採用試験、倍率がどんどん下がっている。それに比例して質も落ちているのではないか」と怒りの声が上がる。

 一方で、「若い女性がこれほどまで興奮するほど酷い言葉をかける児童がいる。それに学校側が適切な対応をせず、親もモンスターペアレント。そんな中で、女性を処分するだけでいいのか」「確かに言葉は悪いし、現代では暴言だろうけど、経緯もしっかり聞いたのか。しつけるためには強い言葉も必要ではないのか」「服務規律の徹底だけではなく、教員の精神的なケアもするべきでしょ。教員だけが責められる環境では優秀な人物が辞め、結果問題のある人間ばかりになる。そういうところも考えてほしい」などと、発言は良くないとしながらも女性教諭に理解を示す声もあった。

 暴言は無い方が好ましいが、言うことを聞かない人物に対しては強い言葉が必要な場合もある。教諭の負担や心労も考慮しての処分だったのだろうか。

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