コミュニティ・シールドが7日に行われ、マンチェスター・Cレスターが対戦した。

 マンチェスター・Cは2020-21シーズンのプレミアリーグを制し、2年ぶり12回目の出場。2年ぶり7度目の優勝を目指す。一方、20-21シーズンのFAカップを制したレスターは、5年ぶり3度目の出場。1971年以来、2度目の優勝をかけての戦いとなった。

 マンチェスター・Cは18歳のサム・エドジーが先発でトップチームデビューを飾り、19歳のコール・パーマーもスタメンでチャンスを与えられた。また、移籍金1億ポンド(約153億円)でアストン・ヴィラから加入したジャック・グリーリッシュは、ベンチから新天地デビューを待つことになった。

 マンチェスター・Cは7分、敵陣中央でフリーキックを獲得。イルカイ・ギュンドアンが直接狙うが、相手GKカスパー・シュマイケルの好セーブに阻まれた。

 レスターは23分に決定機。ユーリ・ティーレマンスがシュート性のボールをゴール前に供給すると、アジョセ・ペレスダイレクトで合わせたが、相手GKザック・ステッフェンに正面でキャッチされる。24分には敵陣でのボール奪取からカウンターを展開。最後はハーヴェイバーンズが放ったシュートのこぼれ球をジェイミー・ヴァーディが押し込もうとしたが、これもステッフェンに阻まれる。

 こう着状態が続くなか、レスターは45分に再び決定機を迎える。バーンズが左サイドから折り返し、ヴァーディが左足ボレーで合わせる。しかし、シュートは相手GKステッフェンの足に当たって右ポストを叩き、ゴールとはならない。試合はスコアレスで折り返した。

 マンチェスター・Cは59分、相手のパスミスからカウンターを展開。リヤド・マフレズが自陣からペナルティエリア手前まで運んで左足を振り抜いたが、寄せてきた相手のプレッシャーを受けて枠に飛ばすことはできない。

 マンチェスター・Cは65分、エドジーに代わったグリーリッシュが新天地デビューを飾る。一方のレスターは71分に4選手を交代。新加入のパトソン・ダカとブバカリ・スマレが途中出場から公式戦デビューを果たした。

 その後も拮抗した展開が続くなか、レスターは87分、ネイサン・アケにプレスをかけたケレチ・イヘアナチョがアケに倒されてPKを獲得。古巣対決のイヘアナチョ自らキッカーを務めると、ゴール右上に突き刺してレスターに先制点をもたらした。

 試合はこのまま終了し、レスターが2021-22シーズンの公式戦初戦を白星で飾った。プレミアリーグは来週から開幕し、マンチェスター・Cは15日にアウェイでトッテナムと、レスターは14日にホームでウルヴァーハンプトンと対戦する。

【スコア】
マンチェスター・C 0-1 レスター

【得点者】
0-1 89分 ケレチ・イヘアナチョ(レスター

スターティングメンバー
マンチェスター・C(4-3-3)
ステッフェン;カンセロ;ディアス、アケ、B・メンディ;フェルナンジーニョ、ギュンドアン(65分 ロドリ)、パーマー(74分 B・シウヴァ);マフレズ、エドジー(65分 グリーリッシュ)、F・トーレス(74分 ナイト)

レスター(4-2-3-1)
シュマイケル;R・ペレイラ、アマーティ、ソユンク、バートランド(78分 L・トーマス);ディディ、ティーレマンス(72分 スマレ);A・ペレス(71分 オルブライトン)、マディソン(71分 デューズバリー・ホール)、バーンズ(78分 イヘアナチョ);ヴァーディ(71分 ダカ)

レスターがマンチェスター・Cを下した [写真]=Getty Images