やっぱ華ありますな!!

4クラス計520席の規格外ボディ

ANA(全日空)が保有する総2階建ての超大型旅客機エアバスA380「フライングホヌ」が2021年8月9日(月)から、ANA国際線で”限定復活”します。その初便となる9日成田発ホノルル行のNH184便が、同日20時過ぎに成田空港を出発しました。

ANAのA380は2019年より運航が開始され、平時は成田~ホノルル線の専用機として使われてきました。現在は2機体制(3号機も導入予定)で、座席数は4クラス計520席を配します。この2機は、渡航地のハワイホノルルにちなみ、同エリアで神聖な生き物とされる「ウミガメ(HONU)」の特別塗装がそれぞれ違ったデザインやカラーリングで施され、「空飛ぶウミガメ」を意味する「フライングホヌ」という愛称が与えられています。

ところがANAのA380は、新型コロナウイルス感染拡大による国際線需要を大幅減退の影響で、2020年3月末から定期便運用から外れることに。その後は、成田空港で羽を休めながら、ハワイをテーマにした同一空港発着の遊覧チャーターフライトや、駐機中の機内を開放し食事を提供する「機内食レストラン」など、おもにイベント用途のために使用されていました。

今回はお盆期間に合わせて成田発が9日と13日、ホノルル発が10日と14日に計2往復運航されます。投入初便となった9日成田発のNH184便は、青いANAブルーが特徴の初号機「JA381A」が担当。この便の搭乗者数は145人とのことで、出発の際にはANAスタッフによる横断幕での見送りも実施されています。

NH184便として出発を控えるANAのA380「フライングホヌ」(2021年8月9日、乗りものニュース編集部撮影)。