9日に明治安田生命J1リーグ第23節が行われ、ヴィッセル神戸柏レイソルが対戦した。

 中断期間にセルティックへFW古橋亨梧を放出しながらも、FW武藤嘉紀やFW大迫勇也の獲得を決めた現在3位の神戸。直近のリーグ戦7試合無敗のホームチームは、浦和レッズから新加入のFW武藤雄樹が先発メンバー入りした柏との対戦を迎えた。また柏にとっては、リーグ戦2連勝を目指す試合となる。

 序盤から互いに一進一退の攻防を見せるも、徐々に神戸がボールを支配する展開に。それでも24分、柏は高い位置でボールを奪うと、FWペドロ・ハウルの落としからFWクリスティアーノが強烈なミドルシュートを放つ。ボールは枠の上へと外れるが、効果的な攻撃を見せた。

 対する神戸は37分、右サイドへ流れたFW田中順也が左足でインスイングのクロスを供給すると、ゴール前へと走り込んだMF郷家友太がバッグヘッドゴールを狙う。しかしボールは枠の左へと外れ先制点には至らない。試合はスコアレスでハーフタイムを迎える。

 後半は柏がペースを掴む。52分、敵陣ペナルティエリア手前左から武藤が右足でミドルシュート。このシュートは相手DFに遭うが、このプレーで得た右CKからはDFエメルソン・サントスがヘディンシュート。56分にはショートコーナーからMF椎橋慧也がミドルシュートを放つ。いずれも得点とはならないが、着実にシュート数を増やしていく。

 対する神戸は61分、DF初瀬亮が敵陣深く左サイドからクロスを供給すると、ペナルティエリア内で待っていたMF山口蛍がヘディンシュートボールは枠内を襲うが、柏のGKキム・スンギュが好反応でゴールを許さない。

 後半も一進一退の攻防を見せる展開となるが、65分に柏が先制点を記録する。敵陣中央やや左からDF三丸拡がアーリークロスを上げると、ペナルティエリア右にポジションを取ったクリスティアーノが右足ダイレクトシュートを決めた。VARのチェックが入るが得点は認められ、アウェイの柏が待望のリードを奪う。

 しかし、その5分後に神戸も同点に追いつく。柏のゴール前へボールが入ると、混戦からボールを拾った山口が前線へスルーパス。これに反応した途中出場のFW小田裕太郎が、右足でゴールネットを揺らした。試合はたちまち同点となる。

 そしてこのまま試合は進み、引き分けで終了かと思われたアディショナルタイム、柏が勝ち越し点を生み出す。前がかりになり手薄となった右サイドクリスティアーノが抜け出すと、ダイレクトで中央へ。ペナルティエリア中央で待っていたFW細谷真大が無人のゴールボールを流し込んだ。終了間際の得点で柏がリードを奪う。

 神戸はラストプレーで直接FKのチャンスを得るも、MFアンドレス・イニエスタシュートゴールとはならず。劇的な勝利を収めた柏は、リーグ戦2連勝を手にした。一方敗れた神戸は8試合ぶりの黒星を喫している。

スコア
ヴィッセル神戸 1-2 柏レイソル

【得点者】
0-1 65分 クリスティアーノ柏レイソル
1-1 70分 小田裕太郎(ヴィッセル神戸
1-2 90+5分 細谷真大(柏レイソル

J1第23節で神戸と柏が対戦した [写真]=J.LEAGUE