
14歳から運転できるフェラーリ
フェラーリの最新モデルは、250テスタロッサの75%スケールの電動レプリカだ。14歳以上であれば、自分だけのイタリアン・クラシックカーを運転することができる。
【画像】美しいテスタロッサ・ジュニア【オリジナルの250と写真で比較】 全41枚
フェラーリ・テスタロッサJと名付けられたこのモデルは、イタリアのマラネロにあるスタイリング・センターが、ペダルカーなどを手掛けるリトル・カー・カンパニー社と共同でデザインした。
フェラーリのクラッシェ部門が保有するオリジナルの設計図をもとに、シャシーをはじめとする機械部品を製作し、全長3100mm、全高1100mm、全幅700mmというサイズを実現している。
テスタロッサJは、車体前方に配置された3つのバッテリーと電気モーターで走行する。「ノーヴィス」、「コンフォート」、「スポーツ」、「レース」の4つの走行モードを備えており、最高速度は60km/h。1回の充電で約90kmの走行が可能であるとしている。
F8とリブートのペダルなど、フェラーリの実車の部品やスタイリングを参考にしている。12インチのホイールにピレリ製のタイヤを装着。ビルシュタイン製コイルオーバーダンパーとカスタムスプリングを採用し、回生ブレーキも備えている。
雰囲気を再現しつつ最新技術搭載
フェラーリは、「このクルマの開発における最優先事項は安全性でした」と語っている。
「金属製のサイドパネルは強化されており、オプションでロールバーを追加することができます。ブレーキ性能を最大限に引き出すため、オリジナルのドラムシステムに代わってブレンボ製のディスクブレーキが採用され、さらに油圧式ハンドブレーキも装備されています」
インテリアは革張りで、1957年のオリジナルモデルで採用されたナルディ社製のステアリングホイールを装備している。クラシックなメーターには、オイルゲージとウォーターゲージの代わりにバッテリーとモーターの温度を表示し、燃料計はバッテリー残量を表示する。
また、14種類のヒストリック・リバリーと53種類のボディカラーを用意し、さまざまな部分をカスタマイズすることができる。
価格は約7万8765ポンド(約1200万円)からで、生産台数は299台となっている。テスタロッサJは、ベイビー・ブガッティやアストン マーティンDB5ジュニアなど、リトル・カー・カンパニーのラインナップに加わる。
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