※このコラムには『プロミス・シンデレラエピソード第4話までのネタバレが含まれます。

(c)TBS

どうして人はカチッとした服装に焦がれるのか。かつて、高級スーツを試着する伴侶を見ては、あまりのかっこよさにシビれました。人を美しく見せることにこだわり抜いた、究極の衣類だからでしょうか。

今週の『プロミス・シンデレラ』は、Twitterコメントからして雰囲気が一変していました。なぜなら、メイン俳優たちの和服とスーツが一度に拝めた、おいしすぎる1時間だったからです!

■早梅の受難は続く

(c)TBS

主人公・早梅(二階堂ふみ)は旅館で働く崖っぷちアラサー。第4話では、さらなる受難が降りかかります。

それは、初恋の男性・成吾(岩田剛典)との再会です。

「何が受難じゃ! ラッキーイベントじゃないか!」と、未視聴の方なら思うでしょう。しかし、成吾は老舗旅館の跡取り。成吾との男女関係を疑われた早梅は、同僚から執拗な嫌がらせにあってしまうのです。

……とはいえ、前回までは嫌がらせも「ちょっと、“◯◯ハラ”などと呼ぶまでには値しないんじゃない?」と思わせるソフトなもの。今週もそんなノリかと思いきや、ついに特大の受難をくらいます。

VIP客の予約情報をメモした紙を、誰かに握りつぶされてしまったのです。「ある。こういう嫌がらせ、ある」と、思わずドスのきいた声が出ちゃったよ。

そう、定番の職場の嫌がらせといえば、その人の業績を下げるもの。たとえその結果客の満足度を下げようが、知ったことではないのです。

■早梅、あわやパワハラ顧客の犠牲に?

(c)TBS

そして、予定通りVIP客が登場。

またこのVIP客も厄介で「あなたはどう私を楽しませてくれるわけ?」「トークがだめなら、芸を披露しなさい」と、仲居にワガママ放題です。

ところで、このドラマの一風変わっているのは、主人公の早梅が協調性よりも正義感を優先する気質なこと。ぴえんと泣く乙女はそこにいません。堂々とパワハラ的言動を取る客の前に出ていき「お気が済むのならどんな無理難題でも伺います」と言い放ちます。

む、無茶しやがって……。お前、入社1カ月目だろ!? というこちらの気持ちも裏腹に、VIP客もさすがの応酬。「なら脱ぎなさい。今すぐ裸踊りするのよ」と、時代錯誤も甚だしい宴会芸を求めるのでした。

スーツを着る兄、和服をまとう弟

(c)TBS

さて、この事態にドラマヒーロー2名こと、成吾と壱成は何をしていたのか?

まず、スーツをまとった兄の成吾は外出先から急遽帰宅することに。しかし、遠方から向かっているため、即座に助けに入れません。その時間差を制したのは、弟の壱成(眞栄田郷敦)でした。

もともと、旅館には寄りつきもしなかった壱成。しかし、この日はバシッと和服できめ、早梅を助けに……入ったところまでは王道のシンデレラストーリーですが、そうはいかないのが現代というもの。精神的に未熟なところが魅力(?)でもある壱成は、そのまま客にキレてしまいます。

第3話で黒幕感をプンプン漂わせていた菊乃(松井玲奈)も、助っ人に登場。成吾・壱成・菊乃のトリオで、ようやくVIP客も溜飲を下げたのでした。

そんなハラハラドキドキな展開とは裏腹に、視聴者には何よりもうれしいスーツと和服の「かっこいい男性の服装トップ2」を拝める結果となりました。よかった……世界は平和だ……。

■子を捨てた? 壱成の母親

(c)TBS

そして、恋愛要素もさることながら、気になるのは今後の展開です。VIP客は常連らしく、前の女将、つまり「成吾と壱成の母親」について言及します。

その発言で、母親に「いらない。私はあなたなんかいらない」と言い放たれたつらい記憶が壱成の脳裏によみがえります。なぜ、壱成の母親は家を出ていったのでしょうか? このシーンだけを見ると、まるで壱成が捨てられた子のようです。

そして、壱成は「ああ。まだたった10年だよ。さっさと忘れたくてこの旅館にも近づかなかったのに」と激高したのです。

これまでは早梅と兄・成吾の過去が伏線となっていましたが、今後は弟・壱成と出て行った母親の過去が、キーポイントとなりそうです。

■結局菊乃は何者? 気になる今後の展開

(c)TBS

そして、ついに今回明かされなかった「VIP客の予約メモを隠した犯人」の存在。

私はこの犯人が、どうせ菊乃だろうと踏んでいます。なにしろ菊乃のセリフには、意味ありげなものが多すぎるのです。

早梅のことが好きでも嫌いでも、ワガママな客に困り果てる早梅にわざわざ電話して「どう? 私の助けが必要?」なんて聞かないですよね。なぜ、助けを求めさせるのか。菊乃の意図が全く読めません。

さらに、菊乃は成吾に「まさか、(早梅が)この旅館で働くようになるなんてね。うれしいでしょ? 10年ぶりに奇跡的な再会ができて」とコメントします。

その発言を聞いた成吾は、「あきら!」と強い口調で菊乃の本名を言ってしまう。それに対する菊乃の、本名をタブー視するかのような反応も意味深です。

“あきら”には、一体何があったのでしょうか? そしてなぜ、早梅を助けているふりをしたり、早梅の夫を惑わせていたりするのでしょうか。謎は深まるばかり。次回が待ちきれません!

(トイアンナ)

危険。ピンチの時「助けようとしてくる」女の本心【プロミスシンデレラ考察】