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 この鳥の違和感に気が付いただろうか?頭は通常の状態だが胴体がおかしい。腹が上で背を下に向け、脚を上げながら空を飛んでいるのだ。すごく斬新だし奇妙な飛行スタイルである。

 フェイク写真と思うかもしれないがそうじゃない。写真家のヴィンセント・コルネリッセン氏が、オランダ、アーネムの近くで撮影した本物の写真だ。

 この鳥は、カモ科マガン属のヒシクイである。ヒシクイにいったい何が起きているというのか?

【湖の上空を背面飛行で飛ぶヒシクイ】

 コルネリッセン氏によると、写真は3月に撮影したものだそうだ。その日は天候が悪く、雨が降り、風が強かったという。

 彼はレインコートを着たまま木に寄りかかって、湖の上を飛ぶ3羽のヒシクイを眺めていた。すると、そのうちの1羽が奇妙な飛び方をし始めたのだという。

 これまで見たこともなかったその姿をSNSで公開したところ、最近になって大きな反響が寄せられるようになった。専門家にまで注目されたそうだ。

背面飛びは「ウィフリング」と呼ばれるもの

 このヒシクイだけおかしくなっちゃったのだろうか?そんなことはない。この飛び方には「ウィフリング(Whiffling)」という呼び名があり、同じカモ科マガン属の「コザクラバシガン」のほか、シギ科の「コキアシシギ」や「オグロシギ」、チドリ科の「タゲリ」などでも確認されているという。

 Youtubeにはウィフリングして飛ぶ鳥の動画が公開されている。

Whiffling Geese in Slow Motion

 だが、なぜそんな飛び方をするのか、はっきりしたことはわからないという。

 コルネリッセン氏のFacebookコメントしたイスタンブール大学の教授は、翼にダウンフォース(下向きの力)を加えられることが理由ではないかと仮説を提唱している。

 もしかしたら、それによって危険を回避できたりといったメリットがあるのかもしれない。

 コルネリッセン氏の素晴らしい写真はInstagramアカウントb0unce1971」で見ることができるので要チェックだ。

 猫の場合も、頭だけ通常の状態で腹天していることがあるが、鳥もかなり柔軟な体をもっているようで、一度じっくり見てみたいものだ。

References:Goose flying upside down is simply showing off, say experts | KATV / Upside down goose: Dutch photographer captures bird 'showing off' - CBBC Newsround / written by hiroching / edited by parumo

 
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この違和感の正体は?顔はそのままで上下逆さま、背面飛行をしている不思議な鳥の飛び方が目撃される