
東映の映像配信作品ブランド「Xstream46」の第三弾『ようこそ東映殺影所へ』が、8月“13日の金曜日”に配信スタート。舞台となるのは実在する東映東京撮影所。売れないアイドルグループ「ウィッシュ」のサキ(桃月なしこ)、カホ(寺本莉緒)、メイ(工藤遥)に大ヒットジャパニーズホラー映画『ユガミ』続編の出演オファーが届く。東映撮影所にきた3人はヒーローや怪人の撮影現場に大興奮。だが、この撮影所には隠された秘密があり…という物語。そこでサキとメイを演じた桃月なしこ、工藤遥に直撃、映画の裏話や3人の関係についても聞いてきた。
桃月なしこ&工藤遥、お互いの印象は…
――まずは『ようこそ東映殺影所へ』への出演が決まったときの感想からお願いいたします。
桃月「ずっとホラー作品に出たかったので、夢がかなった!って思いました」
工藤「私はホラーが苦手なんです。でも台本を読んだら、これはサイコホラーだ!って感じたので、ホラーとは違う面白さがあるんじゃないかなって思いました」
――お2人が演じるのは売れないアイドルグループのサキとメイ。どんなキャラクターですか。
桃月「サキはグループのリーダーで正義感があって、2人を引っ張っていかなきゃって思っている子ですね。ただ、責任感が強すぎて、焦っているところもあって。だから映画出演のチャンスは絶対にモノにするんだ!っていう強い意思のある子だなって印象を受けました」
工藤「私が演じたメイちゃんは、あまり穏やかな子とは言いにくいんですよね(笑)」
桃月「ふふふ」
工藤「でも、自分の身を削ってでもグループのために何かしようとする強い意思を持っていて。もし私がメイちゃんの友だちだったら、導いてあげたいって思った女の子です」
――メイって「俺っ子」なんですよね?
工藤「そうなんです。どうやってナチュラルに“俺”って言えば良いのかが分からなくて。普段、“俺”なんて言葉を使わないのですごく苦労しました」
桃月「全然、違和感なかったよ!」
工藤「ホント?良かったぁ!」
桃月「普段から言ってるんじゃないかっていうぐらい普通でした(笑)」
――現場での工藤さんは、どんな方でしたか?
桃月「私は結構、人見知りで。どちらかというと自分から話しかけるタイプではなかったんですけど、工藤さんがすごく話しかけてくれたんです。壁を作らずに私や寺本さんと絡もうとしてくれたので、工藤さんがいるだけで私はすごく安心感がありました」
工藤「良かったぁ」
桃月「しかも年下なのにすごいしっかりしているんです。いつも頼りにしていました」
工藤「そう言ってもらえて、すごくうれしいです」
――現場での桃月さんは?
工藤「最初に会ったときの第一印象から強い芯を持った女性というのは最後まで変わりませんでした。私は普段から、付いていくっていうより、付いてきてもらう側って認識してたんですけど、桃月さんはザ・姉御っていう感じで(笑)。付いていかせてください!っていう頼もしさがありました。キャラクターにもその強さがリンクしていたので、セリフにもたたずまいにも説得力があって。私も莉緒ちゃんも現場では姉さんについていくだけ!っていう感じでしたね」
桃月「一応、年上なので、そうでないといけないかなぁと思っていたんですけど、根っこの部分では正直、工藤さんにめちゃ頼ってましたね(笑)」
取材中お互いの“呼び名”が急遽変更に
――お2人は現場でも「さん」付けで呼び合っていたんですか?
工藤「はい。私は桃月さんって」
桃月「私も工藤さんって。だって“桃月さん”って呼ぶんだもん!!(笑)」
――なんて呼んでほしかったんですか?
桃月「なしこちゃん」
工藤「なしこちゃんはハードルが高いです。お姉さんっていうのもあって、たまに“桃さん”とは呼ばせていただいていたんですけど…」
桃月「寺本さんも“桃月さん”って呼んでいたので、“工藤さん”“寺本さん”って呼ばなきゃいけない空気だったんです。本当は“遥ちゃん”って呼びたかった」
工藤「呼んでください!」
桃月「じゃぁ、私は?」
工藤「……なしこちゃん」
桃月「遥ちゃん」
桃月・工藤「んふふふふ」
――現場は、どのような雰囲気でしたか?
工藤「基本、和気あいあいとしていましたよね?」
桃月「うん。ホラー映画なので、ちょっと暗くなるのかなぁって思っていたんですけど、全然そんなことなくて。カットかかかると一気に明るくなる現場でした」
工藤「なしこちゃんと一番最初、会話のきっかけになったのが持ち物。キャラクターものが多くて、私も好きなキャラクターだったので、それが会話のきっかけでした。意外と共通点が多いことに気づけて、うれしかったです」
桃月「あとは何度か東映撮影所内で迷っちゃって。いろいろなところをうろちょろして、スタッフさんを見つけて付いていって、何とかギリギリで間に合ったこともありました」
――ちなみに心霊体験はしてみたいですか?
桃月「してみたいです」
工藤「ホントですか?私は絶対、イヤです」
桃月「幼いころは見たことがあるんですけど、大人になってからまったく見えなくなったので」
工藤「でも、なしこちゃんは幽霊が見えても動じなそう!」
桃月「え~~、どうだろう?」
工藤「家に帰って、ドアを開けた瞬間、女の人の幽霊がいたとしても“わぁ、誰かいる”ぐらいしか反応しなそうだし」
桃月「とりあえず、扉を閉めて自分の部屋かは確認するね(笑)」
工藤「私はもう騒ぐ自信しかない。キャーー!って叫ぶ」
桃月「騒ぐことはしないかなぁ。内心はドキドキしてても“この状況、どうしよう?”みたいになるかも」
桃月なしこ「世の中で一番怖いこと」とは…
――今回、ホラー映画ということで叫ぶシーンも多かったのでは?
工藤「メイちゃんは、あまり叫ぶタイプじゃなかったんですよね。でも、私自身は何かあったら必ず叫ぶので、騒ぐお芝居も苦手じゃないかもしれません」
桃月「私は叫ぶお芝居は苦手。お化け屋敷も平気ですし、普段から叫ぶことがなくって。今回、この作品ではいっぱい頑張って叫びました(笑)」
桃月「怖いものあります!」
工藤「えっ、何ですか?」
桃月「炎上」
工藤「そこかぁ~(爆笑)」
桃月「世の中で一番、怖いことです!」
――この夏、寺本さんも含め、3人でどこかに遊びに行くとしたら、どこがいいですか?
工藤「3人ともワンちゃんが大好きなんです。だから私が飼っている“るい”に会ってほしい」
桃月「え~、めっちゃ会いたい。犬と一緒にいけるカフェとかいいかも!」
工藤「いいですね。すっごい元気で人懐っこいので、遊びたがると思います」
桃月「そしたら連れて帰ってもいい?」
工藤「ダメです!」
――夏らしい遊びというと?
工藤「BBQ。もう5年ぐらいやるやるって言い続けて、やっていないBBQに3人で行ってみたい」
桃月「でも女子3人はきつくない?」
工藤「そっかぁ」
桃月「あっ、でも全部、準備してくれているような会場だといいかも」
工藤「そしたら料理は任せてください。基本、やりたがりなんで(笑)」
桃月「じゃぁ、私は食べる係をします!」
――最後に『ようこそ東映殺影所へ』をご覧になる方たちにメッセージをお願いいたします。
工藤「この作品はホラーではありますけど、心理的描写で追い詰めていく作品なので、暑い夏にはぴったりだと思います。心して観て、ちょっと涼んでください!」
桃月「東映作品が好きな方には、きっと何度も見た景色があると思います。ホラーが好きな方も苦手な方も、絶対に楽しんでいただける作品になっていますので、ぜひご覧になってください!」
取材・文:今泉
撮影:友野雄(Yu Tomono)
『ようこそ東映殺影所へ』
※デジタルセル 先行配信中
■あらすじ
サキ(桃月なしこ)、カホ(寺本莉緒)、メイ(工藤遥)の3人に、
ヤマモト監督がメガホンをとる大ヒットJホラー映画『ユガミ』の続編の出演オファーが届く!
撮影場所は、有名な映画やドラマを多数制作してきた東映撮影所。
ヒーローや怪人の撮影現場や、豪華なロケ弁当に3人は大興奮。
このチャンスを絶対ものにする、と決意を新たにする。
だが、この撮影所には、これまで隠されてきたある秘密があった……。
■出演:桃月なしこ 寺本莉緒 工藤遥 富田健太郎 川村海乃 若林元太 未梨一花 雪月彩瑛 田中要次 嶋田久作
■監督:髙橋浩 脚本:光伸春/髙橋浩
■公式HP:https://xstream46.jp/
■公式 twitter:@xstream46
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