勇者に選ばれた少年と個性豊かな妖怪たちが巨大な“妖怪獣”に立ち向かう、大人から子どもまでドキドキしながら楽しめる、夏休みにぴったりの映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が8月13日(金)から公開。この連載「妖怪大図鑑」では、本編に登場する妖怪&人間たちを一挙に紹介。映画の予習にはもちろん、映画を観たあとに気になったキャラクタートリビアまで丸わかり。ちょっとコワくて、どこか憎めない、お気に入りの妖怪を探してみよう!

【写真を見る】なにもしない豆腐小僧が、最前線に立って妖怪大戦争に参戦!?

『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は、伝説の妖怪ハンターの血を引く気の弱い小学生、渡辺ケイ(寺田心)が廃校の神社で赤いおみくじを引いたことから始まる物語。フォッサマグナから現れた巨大な“妖怪獣”を倒すため、勇者を待ち望む妖怪たちの世界へ導かれていくケイが冒険のなかで出会うのは、見た目も個性も様々な妖怪たち。ケイと妖怪たちは妖怪獣に対抗するため、最終兵器“大魔神”を復活させることに。

■第31回:豆腐を運ぶドジっ子・豆腐小僧

今回紹介する豆腐小僧は、豆腐を載せたお盆を運びながら、たどたどしく歩く妖怪。どのような経緯で生まれた妖怪かは明らかになっていないが、「妖怪仕内評判記」など江戸時代中期に刊行された黄表紙と呼ばれる書物に登場したのが初出だとか。特に悪さもせず、転んで豆腐を落としてしまうことも多いドジっ子だそうで、“怖くない妖怪”として親しまれている。京極夏彦の「豆腐小僧双六道中ふりだし 本朝妖怪盛衰録」を原作にした3DCGアニメ映画『豆富小僧』(11)では、深田恭子がその声を担当した。

日本の妖怪たちの仲間として登場する本作でも、“特になにもしない”という持ち前のキャラクターを発揮。物語の序盤、迷い込んだ妖怪の世界に怯えるケイを落ち着かせるため、ぬらりひょんは「あやつを見てみろ」と豆腐小僧を指し示し、「豆腐を持って立ってるだけ」と呆れ気味に紹介。ちなみに豆腐小僧が持っている「紅葉豆腐」は江戸時代に大阪・堺の名物として売られていた豆腐のようだ。

普段はなにもしない妖怪だけど、ほかの妖怪たちと一緒に妖怪獣との戦いに参戦!『妖怪大戦争 ガーディアンズ』ではいままでにない豆腐小僧の姿が見られるかも!?

文/久保田 和馬

「妖怪大図鑑」では、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の個性豊かなキャラクターたちを続々ご紹介!/[c]2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ